意味のない星座

海沈生物

第1話

1.

 ”星座なんて意味のないものだ。だから、この世の全てには意味がない。”まるで哲学書にでも書いていそうな文言だと思う。意味のないものだと思う。それなのに、その文言をメールで送って来た当人が病死してもなお、頭から離れなかった。


 親友である彼女が死んでから仕事を休むことになった。幸いにもうちの会社はホワイトなところで、私の気持ちを慮ってくれて、どうにか二日だけ休みをくれた。この時期は会社も繫忙期で忙しいはずなのだが、本当にありがたい限りである。


 そんな会社の気持ちを無下にできないので、私は彼女の死を振り切るため、死の直前彼女が宿泊していたという場所へ、一泊二日で気分転換もかねて「星を見に行く」ことした。車を飛ばして数時間、都会から離れた宿泊施設に行った。


 丸太造りのその建物には、不愛想なご主人と愛想の良い奥さんがいた。二人は真逆だが仲の良い夫婦と言った感じで、見ているだけでほっこりとした。


 奥さんに連れられてテラス付きの部屋まで行くと、その広さに驚いた。さすがは一泊数万円のお高いお宿である。出張などでよく使う、お安いラブホテルやビジネスホテルと値段の差を感じる。私が持ってきた荷物を整理していると、奥さんは「ねぇ」と声をかけてきた。


「貴女、もしかしてこの前に来た女の方とお友達?」


「あー……それって、眼鏡をかけていてそばかすのある?」


「そうそう! とても礼儀正しい子でねぇ。あの子、貴女のことをよく話してくれたのよ。”首筋にかわいい三つのホクロが並んでいるんです”って」


 咄嗟に右手で首筋のほくろを隠したが、


「”そう言ったら、すぐにホクロを隠しちゃう子なんです”ともね」


と言われてしまうと、顔を赤くして黙ってしまった。彼女――――アストちゃんはいつも無口で、あまり喋ることがなかった。でも、こういう優しい老人に対してはやけに口が軽かった。多分、彼女がおばあちゃんっ子だったことが関係しているのだろう。


 私が顔を赤らめているのに奥さんはニコニコと笑顔を見せると、「そうだわ」と言ってポケットから青い目をした虎のキーホルダーを見せてくれた。


 その虎のキーホルダーには見覚えがあった。私は自分のバッグから財布を取り出すと、中から同じ型の白い目をしたキーホルダーを見せる。奥さんはやっぱりねとでも言うように頭を縦に振った。


「この虎のキーホルダー、帰り際に”お礼です”って言われてもらったんだけど、もしかして彼女の手作りなの?」


「……はい。私はそういうのに詳しくないんですが、彼女……アストちゃんは、アクセサリーを作るのがとっても上手くて! 虎が好きだったので、よく作っては目の色が違うものを私にプレゼントしてくれていて! そのせいか、うちの部屋にはもう百匹以上も部屋の棚に飾ってあったんですよ。それで…………ある日、突然作らなくなっちゃたんです」


 それは三年以上もキーホルダーをプレゼントされ続けていた日だった。私たちは高校三年生になって進路をどうするかという瀬戸際に立たされていた。私は大学に行くほどの学力もなかったし、ちょうどうちの実家近くにある工場から有難くもお誘いの声を頂いていた。今はやめて別の場所で働いているのだが、私はとりあえずの将来がどうにかなりそうだった。でも、アストちゃんは違った。


 彼女は家族から将来のために大学進学をするように言われていた。トップクラスの大学に行かなければ家に置いてやらないぞ、と言われていることを時々愚痴のようにこぼしていた。そんな彼女がその日、突然「もうやめよっか、こんな意味のない一方的な関係」と言い出してしまった。


 私は彼女の言葉に対して、どういう感情を抱けば良いのか分からなかった。もうプレゼントされなくなって悲しいのかと言われたら悲しい。だが、悲しいなんて一面だけの感情ではなかった。もっと複雑で、重くて、言語化できない何かが壊れてしまうような感覚があった。そして、彼女はその時に例の言葉を吐いたのだ。


『星座なんて意味のないものだ。だから、この世の全てには意味がない』

『形あるものも形ないものも全部、意味がない』

『私は何もくれない貴女のことが嫌いだった』


 それはつい最近メールで送られてきたものと同じ文言だった。星座とは一体何なのか、意味がないとはどういう意味か、なにもくれない貴女が嫌いだったとはどういうことなのか。当時も、そしてつい最近メールで送られてきた時ですらも、その意味を理解することができなかった。


 奥さんは黙ったまま過去のことを思い出している私に、「大丈夫?」と気に掛けてくれた。「だ、大丈夫です」というと、「それじゃあ何かあったら言ってね:とだけ言い残して部屋を去っていった。


 私はだだっ広い部屋に残されると、窓の外を見る。青い空と白い雲、理想的な穏やかな三月の風景だ。これと似た景色を彼女も見たのだろうかと想像すると、ついなんだか涙が出てきた。


 アストちゃんはもういない。隣で「この虎、今回は目の部分を可愛くしてみた」なんて言ってくれる存在はもういない。


 長らく忘れていた彼女の存在が、時を経て永久なる不在という形で感じられるようになってしまった。そんな今更気付いた意味のない彼女の存在の大切さに、私はただ意味もなく涙を流していた。



2.

 ひとしきり泣き終えると、ちょっとだけ気持ちが整理された。それでも、完全に感情の整理が付いたわけではない。このまま一晩を過ごして帰宅すれば、私までアストちゃんを追って自殺してしまう気がする。なんだかそんな気がして怖くなっていた。


 気が付くともう夜になっていた。お腹が鳴ったのでそろそろご飯かなと思っていると、ちょうど良いタイミングでドアをノックする音がする。私は犬のように急いでドアを開けると、奥さんが笑顔を携えて立っていた。


「ふふっ、今お腹を鳴らしていたでしょ?」


「いや、その……はい」


「やっぱり、あの子の言っていた通りね。”六時過ぎになると、いつもほとんど同じ時間にお腹を鳴らすんです”ってね」


「なっ……アストちゃん、そんなことまで言っていたんですか!?」


「そうねぇ。私の見立てだと、あの子、かなり貴女のことが好きって感じだったわ。……って、こんな所で立ち話もアレね。一緒に食事をしながら話しましょうか」


 奥さんのまるで今から恋バナでもするんじゃないか、というほど歳を感じさせない浮足立った姿に、可愛い人だなと頬が緩んだ。私は部屋の鍵を閉めると、置いていかれない内に奥さんの後を追った。


 共用食事スペースに行くと、ご主人が今日の夕刊を読んでいた。新聞なんて長らく読んでいないが、幼い頃、実家のお父さんもこんな感じで新聞を読んでいたなと親近感が湧く。つい頬を緩ませていると、私の顔を見たご主人が変なものでも見るような目で睨んできた。私はあはは、と苦笑いする。


 台所から奥さんがシチューの鍋を持ってきた。冬ではなく春にシチューなんて珍しいなと思いながらも、美味しそうな匂いにそんな思いも意味のないものになった。奥さんが持ってきてくれた鍋からお玉でお皿に好きな分だけ入れると、いただきますをして早速一口食べる。


「……懐かしい」


「あらあら、”美味しい”じゃなくて”懐かしい”って言うお客さん初めて見たわ」


「あーいや美味しいのはもちろん美味しいんですが、うちの実家でお父さんが作ってくれた味に似ているなーと思って」


「そうなの? それは多分だけど、うちの夫が作ってくれたからじゃないかしら?」


 思わずいつの間にか新聞を畳んで黙々とご飯を食べているご主人を見ると、露骨に嫌そうな表情をしてきた。その顔に奥さんから「ねぇ、貴方?」と圧力をかけられると、しゅん……と縮こまったような表情に変化する。


「……あぁ、そうだ。俺が作った。でも別に特別なことはしてないぞ? ただ市販のシチューの素を使って、人参とかジャガイモとか、そういうのを入れただけのものだ。別に特別に意味のあることはしない」


「でも、懐かしくて……あと、美味しいです。こういうの陳腐かもしれないですが、ご主人の”愛情”が入っているみたいで」


「……お世辞として受け取っておく」


 そういうご主人の顔は赤くなっていた。奥さんは隣でその顔をニコニコとした表情で見つめていた。その姿に釣られて、私も笑顔になった。


 やがて腹ペコの私が三回おかわりすると、もう苦しくて食べられなくなった。昔はもっと食べられたのだが、これも歳というやつだろうか。苦しいお腹を抱えていると、フンッとご主人は嬉しそうなツンツン顔を見せていた。


 やがて奥さんが洗い物をするために台所へ行ってしまうと、私と新聞を読んでいるご主人の二人っきりになった。ジェネレーションギャップというのはすごいもので、奥さんのように向こうから来てくれるなら話すこともできるが、こちらから提供できそうな話が何も思い付かなかった。


 昨日SNSでバズっていた毎週更新のネット漫画の話とか、絶対に通じないだろうし。うーんとつい口に出して唸っていると、ご主人が顔を上げた。


「あの……ごめんなさい、うるさかったですか?」


「いや、そうじゃない。実は前に来た子が」


「”考え事をする時にいつも声に出して唸る癖がある”、みたいなことを言っていたんですか?」


 不満げな表情を浮かべながら、ご主人は頭を縦に振った。こうやってご飯を食べるのだし当たり前だが、ご主人も何度かアストちゃんと話す機会があったらしい。無論、無口なご主人と無口なアストちゃんである。奥さんに比べてあまり話す機会自体はなかったらしいが、それでも意味のある会話を何度か交わしたらしい。


「そういえば、その中でお前さんの変な話をしていたな。たしか……星座がどう、みたいな話を」


「星座ですか!? ……すいません。それで、星座って具体的にどんな話を?」


「やけに食い気味だな。あまり俺も覚えておらんのだが、確か、星座はどうしてあんなにも意味があるものとして夜空で美しく輝いているのに、私の手には届かないんだろうと昔悩んでいたー……みたいな話だったか。今はもう悩んでいなくて、自分なりの”意味のない答え”を手に入れたと言っていたが」


「答え、ってどういう?」


「さぁな。俺はあの子じゃないから分からない。……ただ、これは俺の考えじゃが、実際にその悩みはどうでも良いことじゃないか。悩みなんてものは、口に出さないから溜まる。溜まれば、それはより深くなる。それがどんなに意味のない悩みだったとしても、黙っていれば悩みは無限に質量を持ちはじめる。だから、あの子は大人になってそういう意味のない原理を知ったってこ――――」


 耳元を奥さんの濡れた手で触られたご主人は、部屋中に響くぐらいの叫び声を上げる。奥さんは背後でニコニコしながら、咳ばらいをした。


「全く。普段は無口な癖に、他人へご高説を垂れる時だけは無駄に喋るんですから。ごめんなさいね、本当に」


「い、いえ。とても参考になりましたから。そのー……色んな意味で」


「そう? でも、嫌だったらちゃんと嫌だって言うのよ? 無理して言葉で言う意味はないと思うけど、せめて目線とか行動で示してくれたら、こっちも察してあげることができると思うからね」


 奥さんの優しさに「はい」とだけ応えると、私は外がもう夜になっているのに気付く。私は𠮟り叱られている仲の良い夫婦に「ちょっとテラスに行ってきます」とだけ言うと、そそくさと立ち去っていった。



3.

 ついに今回の旅の目的である「星を見る」ことができた。空には満天の星があって、私の陳腐な語彙で表現するのが憚られるほどに、ただただ美しかった。とはいえ、こんなにも目がチカチカしそうなほどの星があると、どれがどの星なのか分からない。


 持ってきていたスマホで調べた星座早見表とにらめっこしながら、正座をして探していると、やっとやまねこ座を見つけることができた。しかし、画面で見た時も少し思ったが、実際この目で見てみても、全くやまねこに見えない。


 これを「鹿座」とか――――それこそ当時のギリシャにはいなかったので存在しない――――彼女が好きだった「虎座」なんて名前を付けてもいいんじゃないかと思った。「星座なんて意味のないものだ」と言ってきたアストちゃんの気持ちが、少しだけ分かったような気がした。

 

 ただ、星座が意味のないものというのなら、他の……それこそ現実に存在するあらゆるものに意味がないような気がしてきた。この陳腐なぐらいの数がある星々も、私も、彼女の大切さを今更感じたことも。全部、意味がないことなのではないか。


「だったら、”形あるもの”も”形ないもの”も全部、意味がないの……かも。案外、世界ってそういうものなのかもしれない、な」


「……あら、そうではないかもしれないわよ?」


 正座をしている私の上から、奥さんがニコニコした顔で見下げてくる。その手にはガラスのお皿に載ったアイスクリームがあった。「はいどうぞ」と渡されると、ありがたくもらった。

 スプーンですくうと、一口食べてその冷たさに知覚過敏が走る。なんとか苦し紛れに「お、美味しいです……」というと、「良かったわ」と言いながら奥さんは私の隣に座った。


「それね、実は手作りのアイスクリームなの。私は料理ができないから、もちろん夫お手製のものだけど。でもね、思わない? ”アイスなんて、今時お手製で作る必要があるのか。市販のアイスの方が、甘くて美味しいんじゃないか”って」


「で、でも! お手製の方が、愛情が――――あっ」


「そう、そういうことなのよ。いくら世界やあらゆるものに意味がないと思っていても、人はそこに意味があってほしいと思ってしまう。意味がないから、そこに意味を見出す。おかしな論理と思うかもしれないけど、人にはそういう衝動みたいなものがあるんじゃないかしら。多分、古代に星座の名前を付けた人たちも、意味が何もなかったから意味を見出してみたんじゃないかな。まぁ全部、私の意味のない考えでしかないのかもしれないけどね」


 「勝手に部屋に入った上に、ご高説垂らしちゃってごめんね」とだけ言うと、奥さんは部屋から恥ずかしそうに出て行った。ドアが閉まる音が聞こえると、私はもらったアイスを一旦床に置いて、身体をごろりんと寝転がらせる。スマホの電源も切って、空を見上げる。


 空には無数の星がある。そこには形のある星があり、脳内補完しないと形として見えない星座がある。


 星はまるで高校時代よりも前の、将来は何にでもなれると思っていた頃と似ている。将来とは、未知に満ちた「意味のない」ものだった。


 しかしその将来が今目の前に迫ってくると、「意味のなかった」はずのものが「意味のある」ものになった。私は今更官僚にはなれない。医者にもなれない。将来は限られたものとなり、意味のあるものになった。それでも、私は努力次第では官僚や医者になれたかもしれない。過去に「意味のない」があった。


 でも、彼女は。あの時のアストちゃんは。自分ではなく他人から決められた「意味」を幼い頃から押し付けられていた。しかも、隣にいた私は自分の意思で決めた「意味」を持っているように見えた。


 だから、辛くなってあの文言を言ったのではないか。ただの思い付きでしかないが、そんなことを思った。

 

 寝返りをうつと、スマホが再起動した。そんなに体重は重くないはずなのだがと思いつつ夜空の元で光り輝く画面を見ていると、ふと、画面に「一件のメールが届いています」との表示が来ていた。


 まさか、会社から「やっぱり二日は多いので休みは一日してくれませんか」と来ているのではないかと焦る。


 急いでパスワードを打ち込んでメールを開くと、そこにあったのは彼女からのメールだった。彼女は既に死んでいて、送られてこないはずなのに。メールの中身を見ると、


『星座なんて意味のないものだ。だから、この世の全てには意味がない』

『形あるものも形ないものも全部、意味がない』

『私は何もくれない貴女のことが嫌いだった』


 とあの時や最近送られてきたと何も変わらない、同じ文言がそこにあった。一体何のために自分の死後に送ってきたのか。そう思ってスクロールしていると、続きがあることに気付いた。私は急いで下にスクロールしていく。



――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 多分、貴女のことだから私が死んだ後に同じ場所に泊まって、星空を見ている頃だと思う。いや、私が死んでいるかは分からないか。余命一か月とはいえ、まだ生きる可能性はあるんだし。貴女の隣で笑っている可能性は十分にある。……まぁいいや。


 それより、まずは弁解させてほしい。最初の三文、なかったことにしてほしい。ついでに前に間違って送っちゃった三分だけのメールもなかったことにしてほしい。


 あの時の私は毎日塾ばかりでちょっと病んでいて、帰り道に見る星座と貴女へのプレゼントに執着していた。ついでに告白するが、貴女の存在を虎みたいに思っていた。


 「虎の威を借りる狐」って言葉があるけど、そういうこと。私は貴女という存在に頼りに頼って、いつか虎が私をこの窮屈な世界から助け出してくれると信じていた。でも、それは意味がないことだった。狐は虎の威を借りているだけで、別に虎からすれば狐はそんなに大切な存在だと思っていなかった。


 だから、私は言うべきだったのだ。ちゃんと、「貴方のことが好きだ」って。死んだ後なら好き勝手に言えるから二度言うが、私は「貴女のことが好き」だ。そういって、貴女にとっての私も大切な存在になってもらうよう、こっちからアプローチをかけるべきだった。


 でも、私は貴女に「嫌い」と言ってしまった。貴女は多分、私のことが恋愛的には好きじゃなかった。親友として見てくれていたと思う。その距離感は私も嫌いじゃなかった。貴女が私の恋心に気付かずに接してくれることを喜んでいた。


 でも、段々と辛くなってきた。貴女の思いを好き勝手に利用している気がして、それが自分の両親に重なるような気がして、嫌気がさしてきた。


 それで告白して玉砕するのを恐れた私は、「貴女のことが嫌い」なんて言ってしまった。本当にごめん。死んでから謝るのはずるいと思うかもしれないけど、私、話す言葉じゃなくて、こういう文言でしかちゃんと話せないから。


 もちろん告白の返事はいらない。私はもう死んでいると思うから。でも、その「答え」だけは持っていてほしい。いつか寿命で貴女が死んだ時、あっち側に来たら教えて。それじゃあ、またね。


P.S.もしもまだ生きていたら、このメール自体見なかったことにして。約束。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



 まず、文面から彼女なりの、私にとって「意味のある」優しさを感じた。私が傷つかないようにという、アストちゃんなりの優しさを節々に感じた。


 次に、「なんで?」という憤りを感じた。私の心をあの三文でかき乱していった癖に、自分はのうのうと先に死んでいる。その事実が許せなかった。読みながら、私も今すぐに死んで文句を言いにいってやろうかと思った。もちろん、そんなことをするわけない。そんなことをしても、多分彼女は笑顔になってくれないのだから。


 最後に、彼女に対する告白の「答え」だけは、言われなくても私の心の中に決めていた。私は「意味のない」ことだと理解していながらも、「意味のある」行為だと信じて、空に向かって笑顔を浮かべた。

 

「私も何もくれなくなった貴女のことが、とてもだったよ」

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