美少女がパンツを穿かない異世界に転生したので、冒険者学園に通って学園ラブコメしてハーレムを作る

平野 ユウ

第1話

 僕はクリス。


 暴走トラックに轢かれて、僕は異世界に転生した。


「ほら、起きなさい。今日は冒険者学園の受験日よ?」


 幼馴染のフィーネが、僕を起こしに来た。


 フィーネは銀髪碧眼ロリ巨乳の美少女だ。

 黒を基調としたドレスを着ている。


「……ん。おはよう」

 僕は朝が弱い。

 だから、いつもフィーネに起こしてもらっている。

 

「今日の朝ごはんは、クリスが大好きなオムライスよ」

「ホント!? ありがとう!」


 オムライスは、とても美味しかった。

 フィーネは料理が上手で、僕の好みを熟知している。


 僕は、フィーネを眺めた。


 ドレスの裾から、太ももが剥き出しになっている。

 

「……ねえ、フィーネ。もしかして、今日もパンツを穿いてないの?」


「当たり前よ! 私は子どもじゃないんだから、パンツなんて穿くわけないわ!」


 この異世界では、女の子は、生まれてから5歳くらいまでは、パンツを穿かされて育つ。


 その後、ノーパントレーニングを受けて、パンツを穿かずに行動できるように訓練し、小学校に通う頃には、皆パンツを穿かずに、ノーパンで過ごすようになる。


 でも、僕は皆がパンツを穿いて生活する現代日本から転生してきたので、未だに異世界の価値観に馴染めない。


 だから、なんとかしてフィーネにパンツを穿いてもらえるようお願いしてるけど、いつも拒否されている。


「でも……そのドレス、スカート丈が短いし、ちょっと動いたら……み、見えちゃいそうだよ? やっぱり、パンツを穿いた方がいいんじゃないかな?」


「……変態。どうしてそんなに、幼稚園児みたいな格好をさせたがるのよ?」

 フィーネは、僕に冷たい視線を向けた。


 ……おかしい。

 どうして、パンツを穿くように言っただけで、僕が変態扱いされるのだろう?


 どう考えても、変態なのはノーパンで外を出歩いてるフィーネの方だよ!


 ただ、残念ながら、この異世界ではフィーネみたいな価値観が圧倒的多数派だ。


 僕に勝ち目はない。



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