闇が深い不気味なハーレム物語

この作品を読んで素直に感じた事を書きます。

世界観は面白く、主人公が努力で魅力的になっていく過程は非常に良かったと思うのですが、ツキとユウナがヒロインとして結ばれたことに関しては正直、恐ろしかったです。

主人公から見れば、ツキとユウナはキモいと言われた事ぐらいしか悪い印象は無いでしょうが、本当のツキとユウナは主人公を他の女に取られたくないがために主人公を三年間、孤立させ罵倒し主人公の前の人格が記憶を残して消えるほど苦しめた黒幕です。

主人公に関わろうとする女性達はヒロインが組織の力を利用して圧力をかけていたようですが、といっても中学生です。

主人公が同級生達に、どうして避けるのか。この一言だけでも言えたら、そして、もっと前の人格が消えた経緯を気にしていればツキとユウナの狂気に気づくことが出来たはずだと私は思いました。

中学時代の主人公を取り巻く真実を伝え、主人公を支える元同級生ヒロインも見たかったですね。