編集済
病気の人のそばにいるのは、本当につらくてこちらも消耗しますよね。
そして、病気と戦ってる人は、そういうことを言いがちなのかなあ。
なんだか色々と同じ経験をなさっているんだなあとそのことも不思議に思いました。
これはまたエッセイではなく、他の時に書いていたりします。
作者からの返信
夫の意味不明な言動は、病人あるあるの一つなのでしょうね。
側にいて気弱になった私は、色んなことを色んな風にこじつけて、悲しんだり泣いたりしていたようです。
こんな不可解な様子やがんの手術の翌日の開腹手術は、本人は全く覚えていなくて、8年近く経った今でも、お腹の傷を見てさえ信じられないでいます。
ま、辛かった経験が、すっぽり抜けているのも幸せなことかも知れません。
編集済
どん底に落とされてこそ、初めて気付く、作品の良さもありますよね。
きっと、元気なころに、この作品を知っても、な~んだこれ、という風に放っておいたままだっただろう、とか。
その悲しみのときに気付いた作品は、正に人生の宝ものであるのに、元気が回復していくたびに、その作品が色褪せていってしまう、というのもよくあること。
ぼくは、父が脳出血で倒れたときに、知った作品と、母の介護のときに知った作品があります。
もちろん、それらは、ぼくが、そのように悲しみに暮れていなければ、良さがわからなかった作品です。
でも、元気が回復してしまったいまでは、もう、あのときのことを思い出したくもない、と作品をクローゼットのなかに押し込んだままになってしまう。
でも、この前、悲しくなって、ついに、youtubeでその作品に触れました。いまは、便利になって、クローゼットを探さなくても、youtubeで、ちょちょいのちょいと、その作品を閲覧できるんです。
相変わらず、その当時と、いまでは状況が違うのですが、泣いてしまいました。でも、やっぱり、泣くくらいだから、こころが弱ってしまってるんでしょう。スッキリはしましたが、もとの生活にもどるには、少し、苦労が必要でした。
もう、でもいま、あの作品を聴いても、きっと泣かないだろうと思います。泣くのは、そのとき、そのときで、一回きりにしておきたいものです。
あまり、心地がいいからと、その作品を何度も聴いてしまうと、こんど、また悲しみに暮れたとき、その作品に助けてもらえないですからね!
って、もう、再び悲しみに暮れたときのことを心配してしまっているのですが。
さて、こんなことをしておきながら、もう、どこ吹く風。いま、もとの生活にもどっています。
いまは、就職のことを考えなければならないとき。
悲しみに暮れるのは、またこんどです!
ちゃんと、就活して、立派な社会人にならないと!
作者からの返信
そうそう、先ずは就活にせいをだして下さいね。応援してますからね。
良い知らせが届くのを楽しみにしています。
風さんが就活頑張ってるそうだと娘に教えたら、共に頑張りましょうって言っています。
娘も今働いてるところを今月いっぱいで止めるので、色んな所へ電話してとても忙しそうです。
どこでもいいから、って訳にもいきませんから、就活も大変ですよね。
どんな作品でも、その人にとって元気づけられたり泣かされたりしますね。だけど、泣かされるものでも、涙を流した後にすっきりできたら、それはとても有りがたいものとなれますね。
人の心を揺さぶるような曲や小説をかける人って尊敬しますよね。
風さんもお仕事決まって落ち着いたら、創作にも頑張ってくださいね。
悲しみに暮れるは・・ま、考えないで、きっと良いことがあると信じて!!
屏風ヶ浦は私の居る千葉県の景勝地、太平洋を望む白崖の奇景は多くCMやМVのロケに使われています。
ただ私が住む松戸市からは100km以上の距離がある遠隔地ですね。
何度か行ったことはありますが、崖下の海は浅く、上から人が落ちたらまず即死は免れないでしょう。
昭和の頃は崖上きわまで立ち入り出来ましたが、危険なため現在は立ち入り禁止になっていると思います。
当然観光地でもないので、普段は無人のエリアです。
私がもし屏風ヶ浦から落ちて、運良く漁師の船に救助され、そこの家に娘さんが二人居たら……!?
落ちて瀕死状態の私に世話をやく娘とのあいだに自然と情が湧いて愛が生まれ、姉妹のあいだにも感情の葛藤が渦巻き、しかし私は漁師にはなれそうも無く、家を出ようとする。
漁師の親父は複雑な気持ちながら、それが良いと私に同意するが、娘の1人は家族に黙って駆け落ち覚悟で私に付いて来る。
私は娘を家に戻るよう説得するが、娘は聞かず、連れてってくれぬなら屏風ヶ浦から身を投げると言って泣く。
……旦那さんの幻の処女作、けっこう良い文芸作品になりそうですぜ。
作者からの返信
作家が作品を書くにあたってよく取材をしますよね。
実在の人物の話を書く場合は直接インタビューしたり、関係者に話を聞いたり。
また物語の舞台となる場所へは出かけて行ったりして情報収集に努めるでしょう。
しかるに、この死線を彷徨ったオヤジ作家の妻であるゴーストライターは、全く浅学でありながら努力を怠りますから、出来上がった作品の何とお粗末なことか!というのが常でして・・
なのできっとこの作品を見てもらった瞬間に、校閲の人の「事実確認」によってダメだしされて終わりとなることでしょう。
結局のところ、屏風ヶ浦という名前くらいしか知らないで、その崖の様な地がどんな状態かさえ知らないのに、オヤジ作家のあやふやな原案をチンケな想像力のみで書き上げたものなどが、まともなものになれる訳がありません。
これでは幻の作品となるのは当然のこと。よって、己を知ったゴーストライター夫妻はここで、涙の断筆宣言をするしかないと決意するのであった・・・
コレで如何でしょうか?と言いながら、ここはご当地作家である森緒源先生に、と矛先をむける・・
で、どんなものでしょう?センセっ!?
遅読のバァ ようやくここまで
読ませていだだきました
あまりコメントしてもかえってご迷惑と思って控えていましたが カンパネルラには反応せずにいられません
40年以上はげましあった友に突然先立たれ銀河鉄道の親友になぞらえて泣きながら聞き続けた曲だったからです
あれは鎮魂とともに力をくれる曲でしたね
作者からの返信
真留女さま
入院していて返信が遅くなってしまい申し訳ありません。
手術の翌日、起きられないベットの上でスマホでコメントを読ませて頂きました。
どんなにか嬉しかったことか、分かって頂けるでしょうか。
この14話には深い思い入れで(それほどのもんか?)書きましたので、このようなコメントが頂けて本当に嬉しかったです。
あの曲が鎮魂の曲と真留女さんに言われたら、私の感性もまんざらじゃなかったのかな、と嬉しく思いました。
何しろ歌詞を理解しないで涙する私を、娘は理解に苦しむと不思議がるのですから。
メロディーの持つ切なさと、夫の術後せん妄の怪しい様子や会話とを重ねて心細く、涙の止まらない曲となりました。
(いまだに時折聞いては涙している私です)
真留女さんは親友の方を、私は親兄弟を思い涙せずにいられない曲。きざな言い方ですが魂を・涙の壺を揺さぶる曲、なんですねえ。
同じ思いの方がいらっしゃる嬉しさと、ステキなコメントに、ベットの上で涙ぐんでおりました。
本当にありがとうございました。
編集済
@88chama様
このエピソードには、スピリチュアルな要素を感じました。自分はあまり霊的な(?)ことを体験したこともなく、どちらかと言うと否定派なのですが、こういうお話は好きです。
ローバ様は信じる方ですか?
それにしても、屏風ヶ浦のくだりは、とても神秘的です。
不思議な体験をされましたね。
ご主人様を想うお気持ちと相まって、なんとなくロマンチックな感じもいたします。
作者からの返信
今思えば単なる偶然、ということとサラリと流せる、いやむしろ気にも止めることもなかったことだったかも知れません。
でも気弱になっている時って、なんでも悪いことに関連させて考えがちかも知れません。
無理にこじつけたように、本当に出来過ぎかのような偶然で、驚いてしまいました。
今では笑い話のようで、夫はそんな大変な状況だったことは覚えてはいないですし、ガンの手術の翌日の開腹手術をしたのも覚えてないんです。
傷跡を見ても覚えがないんですから不思議なくらいです。
ところで、ブロ子さんは心臓がお悪いとか。
私も右心房細動による不整脈で、カテーテル手術を予定しているのですが、コロナで延び延びになっています。
父・兄・姉と心臓が悪い家系で、次兄は心筋梗塞で早世しましたが、一番早く亡くなるであろうと思われていた姉が、90才近くで健在ですから、のんびり暮らすのが弱い心臓を長持ちさせるに良い手かも知れませんね。
ですからブロ子さんも、心配し過ぎで悪くしないようにしてくださいね。
私のお世話になっている先生は専門が心臓病なので頼りにしています。
ブロ子さんもやわな心臓を労わって、お互いに元気でカクヨムを楽しみに過ごしましょうね。
こんにちは 手術前にはお気に入りのマンガや小説をたくさん読んで脳内書庫に入れておきます。術後にぼんやりしている時とか 辛い時にはそれを取り出して脳内再生します。
この時の為に子供のころから本読んだり 想像力作ったりしていたのかと思い当たったりしましたよ
この先 あと何回切るのかわからないですけど…
作者からの返信
takaちゃんは手術の経験があるのですか。
私は有り難いことに1度もありません。なので夫の辛さが分かりません。
夫はガンの手術をし、その手術で切ったところから出血したらしく、次の日に大きな血の塊を取り出す手術をしました。
2日続けての大きな手術でした。そのせいで、まるで呆けてしまった人のようになったのです。
娘の友達のお父さんも同じようだったと聞いて。仕方ないなと観念しました。もうかれこれ5年近く、元気いっぱいの夫に戻れていません。
術後しばらく頭がぼんやり、はっきりしない、という程度ならかわいいものです。
あと何回あるか、とのことですが、脳内再生して乗り切ることができるのならラッキーですね。
ご主人様、大変な手術をされたんですね。
色々ご心労が続いて大変でしたね。
それにしても不思議な偶然ですね。
ご主人様が妙な世界を彷徨った体験と聞いてる曲のMVの撮影場所が屛風ヶ浦とは。
カンパニュラの花から広がるお話。
楽しませていただきました。
作者からの返信
とても切なかったです。ガンと聞いて、頭をガーンとやられたような、なんて駄洒落も今では言えますが・・
紫が好きだった義母に見せたら喜ぶだろうなと思わせるような小花がいっぱい咲いて、とてもお買い得でした。
来年は買おうかどうしようかと迷っています。
花に水をやって、鼻水流しながら曲を聴き涙する・・かっこ悪い光景ですからね。(^_-)-☆
編集済
そのMVの『カムパネルラ』のカムパネルラは、宮沢賢治さんの『銀河鉄道の夜』のカムパネルラと言う人物のことを、ザネリと言う人物を通して語るものみたいですね。
ラ・カンパネラと言えば、私はフジコ・ヘミングさんのカンパネラが大好きで、何度かコンサートに足を運びました。ピアノの音は本当に癒やされるのですが、フジコ・ヘミングさんの音は本当に音が活きていて良かったです。
さて、術後せん妄は仕事柄、私も何度も対応しておりますが、こればかりはおさまるのを待つ他はないのですよ。病院も大変ですが、呼び出される御家族さんも大変で、これは初めからピネルも視野に入れておかないと大変です。それにしても、せん妄がおさまっても、元気が戻らないのは心配ですね。
カンパニュラの花も画像で見したが、とても可愛らしい花ですね。温暖化で枯れてしまうなんて惜しいですね(*´ェ`*)
作者からの返信
MVの撮影場所は屏風ヶ浦でした。偶然とはいえ、夫のはっきりしない意識の中の風景と一致して、ゾクッとするものがありました。
術後せん妄は人格が変わってしまったようになるんですね。あんなに元気で快活な人がまるで他人みたいになってしまい、ずいぶん皆で心配しました。
一番ひどい症状ではカテーテルを抜いてしまって先生を慌てさせたようでした。予備にもう1本入ってた方も抜かれたら大変と、急遽抜いたと聞きました。
凄く痛い筈なのによく抜いたものだと、変に感心されましたが、痛いも何もなくやってしまうというのがせん妄なのでしょうか。
気がかりな状態はそれほど長くは続かなかったけれど、2年ほどは気力がなく静かで、まるで別人かと思える程でした。
2度ほど再発で入院しましたが、今は何とか元気で定期的に通院している状態です。
昔のお父さんを捜したって無理に決まってる、年齢を考えてみろと娘に言われますが、いまだに思い切りの悪い私です。
80代90代だってかくしゃくとしている老人を見て、威勢のいい昔の夫と比べて残念に思っているのかも知れません。
ラ・カンパネラは大好きな曲です。フジコ・ヘミングさんは凄くステキですよね。よく聴きました。娘は辻伸行さんのが良いといいはります(好きずきですよねぇ)