第3話 いきなりの対決

注意


・アンチさん( ´Д`)ノ~バイバイ

・上手な小説が読みたい人( ´Д`)ノ~バイバイ

・煽らないでね


start‼




僕の脳内で、とある映像が流れる。そして、ナレーターが何やら言う。


ここは、古びた町。名もなき、ただの町だ。かつては人でにぎわっていたであろう商店街も、今となってはただの古い道である。そこを、死んだ目をした少年と、死んだ目をした女性が歩く。


てくてくてく。てくてくてく。二人は歩く。


てくてくてく。てくてくてく。まだまだ歩く。


うん、なかなかにいい映像…


「緑様」

「うわっ!びっくりした!」

僕はびっくりして飛び上がる。

「晴れてきましたね」

女性—イチがそう口にする。

「え…?」

いや、まだ曇って—

「あと8.734877609秒で晴れますよ」

「細かっ」

いや…そこまで正確に計算できるのはすごいけど、もうちょっと大体でいいのに…。


僕の執事はいつも正確すぎる。怖いくらいにね。


「って、晴れてきた!」

ほら、やっぱり正確すぎる。なんでイチはこんなにも正確すぎるんだろう…?

「ほら、晴れてきました」

でも、何だろう…、こう、嫌な予感が…


サァァァァァァァ…


「「……お天気雨?」」

「ええっ、晴れたと思ったら、何で急に!」

「とにかく、雨宿りできる場所を—‼あそこの廃校の中に入りましょう!」

「あ、ああ!」


ー廃校の中ー

「ふぅ…、雨が止むまでここで一休み—」

「おい、」

あれ、誰かいるのかな?

「誰だよ、そこの二人。」

「は、はひぇっ…」

怖い人だ…!でもイチが相手になってくれるし—

「ひゃっ!」

イチ、怯えてるし…、この人、結構強い?

「て、!?」

「?」

「ちょ、猫王!この子、」

その、猫王?サンの後ろから、年齢、性別不詳の人が出てきた。

「ああ、わかってる。こいつ、相当強いな。」

そっか、イチのことだ。怖い人でもびっくりするくらいだなんて、さすがイチ。そんなに強いのか…


「おい、そこの少年。」

「はい!」

「お前、才能あるぞ」

「はい!?」

え、僕に才能…?何の?

「とりあえず、こっち見て。」

年齢、性別不詳サンがこっちを見る。と、その瞬間—


学校の中にいた。


「瞬間移動の術をかけたから。いちいち中に入るのめんどくさいでしょ」

「ああ、まあ…。そう、ですね」

「タメでいいよ。自分は一之宮瑠唯。」

「イチノミヤルイ…さん?」

「そうだよ。瑠唯ってよんでね」

「瑠唯…さん?」

「瑠唯」

「瑠唯…ちゃん?」

「瑠唯」

「瑠唯…」

瑠唯は、見た目とは裏腹に、強引な性格だと分かった。


「俺は猫王。よろしくな」

「よろしくお願いします…」

「あ、タメでいいぞ」

「よ、よろしく…?あ、ぼ、僕は、中村緑…です」


「いい名前だな!で、緑!」

「はぁ…?」

「キミには、戦いの才能がある」

「え…?」

「ちょっと執事さん気絶させるね~」

「え、いや、あの…?」

「君自身は気づいていないかもしれないが、というかキミは気づいていないが、」

「緑、キミには、戦いの才能があるんだ。」

「え、でも僕は、そんな…」

「と、いうことで!論より証拠!戦ってみよう!」

「え、それは…」

「戦ってみよう!!(圧)」

「はい…」


そして僕たち二人は運動場に出た。そして、猫王が中に浮いた。って、浮いた!?

「え、何で浮いて…」

「え、だって俺、人じゃないよ?」

「え?」

「俺、幽霊だから」

「……」

そんな…幽霊と戦うなんて、卑怯な…


「俺から行く。」

「霧。」

「き、霧?」

周りが白いもやもやで包まれていく。前も後ろも分からない。どうしよう、どうしよう。

…すると、


目が、熱くなってきて……



続く!(すごいところで終わってごめんね!)

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