応援コメント

103ふたりきりの殯」への応援コメント

  • 欣華皇后は本当に人外だったのですね……。それもなんと、窮奇と同じ四凶の饕餮だったのですね。
    出会いのエピソードにとても心を打たれましたし、皇帝の皇后に対する思いを知りました。人の心や愛などわからない饕餮でも、ありのままの自分の姿を認めてもらえたのは、とても嬉しかったのでしょうね。
    息子や姪に対する仕打ちなど、死ぬまでいいところがないように見えた皇帝にも、こんなに素敵なエピソードが隠されていたのですね。

    皇帝は皇后に食べられることを約束していたのですね。どちらからもちかけた契約かはわかりませんが、きっと皇帝は喜んでそうしたのでしょうね。愛するものの一部になりたいという想いを感じます。
    饕餮といえば十二国記やゲームの知識くらいしかないのですが、そういえば十二国記に登場する饕餮は麒麟によって折伏されて仕えるけど、麒麟の死後はその肉を喰らうという契約があった気がします。食べることが饕餮の特徴なのでしょうか。
    もしそうなら饕餮としての本質を認めてもらえて、皇后は本当に嬉しかったでしょうね(*ˊᗜˋ*)

    作者からの返信

    松宮様
    お読みいただき、ありがとうございます。
    「饕餮」なんでもかんでも喰らう暴食の魔物。十二国記にも登場するのですね。十二国記を未読という不勉強な身なのですが、そんな繋がりがあるなんて、解釈の一致を感じてなんだか嬉しいです。

    皇后と皇帝のなれそめはぜったいに書きたかったので、ここで登場させることができて嬉しいです。
    「渾沌」が先帝、「窮奇」が鴆、「饕餮」が皇后ということで四凶も残すところ、あとひとつになりました。ちなみに皇帝は「蚩尤」のイメージで、饕餮に吸収されることがきまっていました。捕食というのは愛の表現のひとつだという価値観がわたしのなかにあって(もちろん、相互理解のもとでのことです)かさねさんにもそのように感じていただけて嬉しいです。(ちなみにさすがは皇帝の子というべきか、鴆にも同じ価値観(慧玲にみずからの毒を喰らってほしい)が根づいていて、血は争えないのか……と鴆の心境の書く度ひそかに苦笑しています)

  • 欣華の正体は饕餮だったのか、現実で伝えられているイメージとだいぶ違うので意外。でも何でも食べる(意味深)というらしいからある意味正解ですね。

    作者からの返信

    ラジオ・Kさま
    お読みいただき、ありがとうございます。
    そうなんです。饕餮でした。饕餮は羊の姿をしているというので、実は欣華もふわふわとしていて羊のようなイメージで書いていたりします。貪欲で、なんでも食べる……(意味深)が、ふわふわした女の子、というのも割と性癖だったりします(笑)