平和ゆえの歩み

青白い魚

第1話

これが過去の遺物?

一寸先の闇が照らされ闇も光も平等に明るみにでる。

「世界を救うにはこいつをどうにかしないといけないのか」

ここに来るまで長かった

問題はどうするか?世界を救うためにこれをどうにかしないといけない


照らされ世界は非常に簡単であった

銀と白と茶色い錆で作られた簡素なもの

これを保管しておくだけの施設であり倉庫であり格納庫でもあった。

そのことに関してはここを探索するように命じられた時点で知っていた知らざるおえなかった。


2人でどうやって体長50mを超える機械文明の跡形を持っていかないと2人で知識を合わせるが何も生み出せない

いや生み出しても、それは空となり消えてしまう

博識な二人組と言われた私たちですらお手上げ状態、結果から分かるのはこれをどうすることもできないし持って帰るのも不可能という紛れもない黒が黒であるような真実しかなかった。


だが手ぶらで帰ってしまっては即首の打首獄門

それほどひどいことにはならないがこの先の人生に暗幕が掛かることは必然

私は相棒に友達に親友にこのことを話した

さっきから考えて答えは出すがすぐにもう1人の自分とやらに打ち消され唸り声を上げる彼女に


「これは私たちの力で終える問題ではありません」

でも手ぶらじゃこっぴどく怒られるそれはいやだ

だからと言って妙案はなし、だからこそ私は彼女に言ったのだ

「だったらこのことを彼らに伝えに行こう」

最初から分かっていたことなのだが、折角なので機械の一つでも持って帰ることにした

私たちと機械が記された証拠となるように


結果は私たちのチームが一番の成果を上げた

他のチームはもれなく結果は白、唯一の黒星となった私たちが強制的に黒星、一番の成果を上げることになる。


だが問題はその後、我ら軍団としてあの物は絶対にお持ち帰りをしなければならない

だが文殊の知恵も何とやら、誰隔てなく知能としては優秀なばかりに知恵という知恵は出てこず結果としては皆でそこに行くという話になった


一夜明けゾロゾロとやってきたが結果は結果数名増えたところで体長50mの代物はどうすることもできない


ならばと誰が言った。いやその話は道中で何度か出て現場でも検証し失敗案となっていた筈なのだが再度の検討に置いてそれは妙案となった


それは乗ることが出来るのではないかという妙案今思えば何もない結果もなく事実もなく真実でしか語れない結果であった


だが不思議とそれには入り口があり幸いなことに全員分の椅子と役割が備え付けられていた


彼ら軍団は天才ゆえに操作に難儀した

操作、操縦、操るという行為自体に重きを置いたのだ

ただこいつ……動くぞ…だけで済むことを長ったらしく、これはこれであれはこれでと始まった


もちろん私も有効なことで皆に混ざり担当された機械で文明の知識の引き戸を開けた


だがどれも相変わらず結果としては機械をどうやって持っていくからは進展がなく機械の操作も何もなく終わった。


やがて誰がまた言い出した

「とりあえず触ってみます?」入る前も言われ入った後も何度も言われていたことだが、これも相変わらず口から出た独り言は妙案となった。


それからは馬鹿でない人達が探り探り機械を触っていくのだどれがコレであれがコレでと着々に分からないでもあるが進み始めていた


結果だけを報告書に書くことにしよう

私たちは成功した。機械文明の最後の傑作兵器である『PEACE WALK《平和ゆえの歩み》』は平和の歩みを進め、我らの国に犠牲なく平和をもたらした。残ったのは空っぽの動かなくなった機械文明の最高傑作品である機械だけであった。

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平和ゆえの歩み 青白い魚 @himanan8620

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