初 異世界転生もの書きました&公募を考える

 おはようございます。関東はやっと雨。久しぶりに涼しい風が吹く朝です。

 週末、通勤時間をフル活用して初めて異世界転生モノを書きました。もうこのエッセイの皆さまはお読みいただいた方ばかりで、ありがとうございます。

 

「転生したら異世界博物館職員になっていたのだが殿下がいなくて焦っている」

 https://kakuyomu.jp/works/16816452218626600234/episodes/16817139556221999255 


 はい、転生モノ=シレアから現代へ転生です。シレアにとっては現代が異世界です。

 しかもドイツ語使いまくりの小説になりました。口語ドイツ語は文章に書き起こすのが難しかったです。スラングみたいなのはスペルがどうなっているのかわからないので、会話文で縮まる部分以外は使わないことになりましたし。

 出張が減ってドイツ語を使う頻度が減っていることもあり、私の訓練も兼ねてのドイツ語併記です。お付き合いいただき感謝です。


 話は博物館の話です。透かし Wasserzeichen/Watermarkの話が出てきますが、実際は透かしがわかったところで現代の我々から使用場所や時期を特定するのは困難です。イタリアが上質紙の製造に長けていましたが、イタリア製の紙はヨーロッパ各地に伝わっていますので、イタリアで使われた補償はありません。また、透かしと年代の照合も作家一人一人の使用用紙の傾向が詳しく調べられていないと特定が難しいです。

 お遊びなのでそこまで細かいところ気にせず入れましたけれど。


 そんな具合に、初転生ものを書いてみたとさ、ドイツ語たくさんで。学芸員資格の実習その他、懐かしいなぁ。

 ******


 公募について。


 メディアワークス文庫の三つのお題、シレア国第一作はご存知の通り落ちてしまいました。暖かいお言葉を近況ノートの方でいただきまして、とても慰められました。ありがとうございます。


 じゃあ次に行こう次に。ということになります。

 こころさんや他の方にも一般文芸が合うと言われて探してみたのですね、一般文芸の公募。

 そうすると、なかなか出せるのがないです。


 と言うのは、一般文芸の賞になると、「未発表のもの」が多い。そしてその未発表とは、Web応募でよくある「商業作品になっていなければ」ではなく、インターネット上で公開したものもだめ、ということになります。それから、「他の新人賞に応募したものはだめ」。

 該当するのは文藝賞はじめ、老舗の一般文芸新人賞です。

 そもそものはじめ、こうした一般文芸賞自体の数が多くはないのですけれどね。新作書いて賞に出すならWebにあげたら狭まるんだなぁと知りました。


 他に可能性としてあるのは……安全路線を考えます。

 安全路線というのはですね、Webで検索かけてみるとそれなりに賞は出てくるのですが、いくつかの賞はよくない噂が飛び交っています。自費出版を扱う出版社系に多いのですが(全てではないでしょうが)、コンテストに応募すると、コンテストでは落とされるけれども「自費出版しませんか」という宣伝連絡が来る、と。

 そういうのを除いていくと、日本ファンタジーノベル新人賞。去年出しましたよ、別作品で。狭き門です。


 並行して、文芸系の出版傾向や新人賞の傾向を見てみます。

 すると、一般文芸の方でも昨今、多いのが「歴史もの」「和風ファンタジー系」「妖」「ミステリー」あとは現代ドラマまたは現代ファンタジー。

 上の文芸賞まで行かずとも、文芸っぽいのの賞では、現代ドラマ、現代ファンタジーは、余命何年〜みたいなケースやキャラ文芸系(お仕事系、ほっこりご飯系)が多い。

 西洋系ファンタジーは、ほとんどない!

 西洋風ファンタジーっぽいので入るのはどちらかといえばキャラクター文芸っぽいものです。


 という分析結果が出ました。お題設定のあるコンテストも以上のテーマ設定は多い。


 賞に限らずにみてみると、文春文庫や角川文庫(ライトノベル系列ではなく)は色が合いそうかな、とは思う。角川文庫は新海誠さん他、ファンタジー系の映画作品原作も多い。あれは現代ファンタジーだけど。


 その一方で、過年度のカクヨムコンでは落とされたものがメディアワークス文庫では最終に残してもらえた、ということはやはり選考委員さん、編集さんによる……


 新作も書いていくのはもちろんのことですが、既存作の行き先は、可能性のあるところに改訂しつつ出してみ続けるというほかなさそう。

 次に出すときにはカナを開いて見ようとも思っています。

 スターツ出版は青春系、キャラクター小説が多いのですねぇ。


 さて、どうしようかな。という状況。悪あがきと思わなくはない。

 あと、貴様の小説そこまで面白くないんじゃない? と思わなくもない。だって他の方々の読んでいても面白いもの。

 後ろ向きと根性の両方で生きています。



 新作あやかしものは、プロットで詰まっています。キャラクター文芸系でと思いつつ、辻褄合わせて全体を作るのって毎回悩みますねぇ。割と無理して作ろうとしている感がなくもない。それも良くないなぁ。


 差し当たり、ストレスが酷すぎる結果のヘルペスをどうにかしたほうがいい案件があるのですけれど、仕事は休めませんからね。私が休んでじゃあ誰か代わりに、ということができないので。

 一週間また休みなしになりますが、がんばりまーす。

 旅行チケット取りましたし。それまで生きるんだ自分。

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