拝読致しました。
戦争の虚しさとか悲劇とかそんな薄っぺらい言葉では語れない作品ですね。
フィクションであるがでも確実にこの話しはリアルに存在し、現在進行形でどこぞで起こっているのだろうと感じました。
ローライト・マクドゥーガルがその後どう考えどう生きていったか思いを馳せるものであります。
うまい言葉が見つかりませんが、面白かったです。
作者からの返信
最終回でダメになる作品もあるので、変わらず好評いただけでうれしい限りです。
たしかに、この作品では極北での戦いが描かれましたが、たとえばこれが中東の気候に丸っと置き換わってしまったら、それは本当に現在進行形でどこかで起こっている紛争になってしまうでしょう。ただそれはさすがに精神的にもしんどいので、これはあくまで架空のお話、フィクションだからこそといったところもありますね。
ローライト・マクドゥーガルは彼の信念はそのままに、彼が目指すもののために、やりたいことをやりたいようにやるような立場にでもついているんじゃないかなぁと。彼についてのエピローグも入れたかったんですが、なんだか雰囲気が途切れてしまう気がしたので入っていませんけど、彼の生き方と信念がわかってればどんな生き方をするのかはご想像がつくかと思います。
ご感想、ありがとうございました!!
完読いたしました。ラストの対戦車戦の序盤ではプライベートライアンを思い出しましたが、結末と別れはえするさんの作家性を強く感じました。
ガンダムの富野由悠季監督が「喪失を経験しないで大人になったものなどいない」と言っていると聞きましたが、まさにこう言う事を指すのだろうと思います。
素晴らしい作品をありがとうございました。
作者からの返信
読了ありがとうございます!!
対戦車戦闘はちょっと悩みましたがうまい落としどころを見つけられたかなと個人的には結構お気に入りです。戦車本来の運用法とどうやっても止まらない強力な装甲戦力というところを出しつつ、中にいる兵は生身なのだと分かるようになっており、さらには防衛側も良く練られた方法で対抗するという、互いに全力で戦った戦闘なのだと。
結末と分かれは結構前に友人と語り合っていて、この二人がこうなるのはその時には決まっていたのですが、どうそうなるかとかは考えておらず、これもうまい落としどころに落とし込むことができて良かったなぁ、と思う次第です。
重ねて申し上げますが、ここまで読み進めていただきありがとうございました!!