第7話
『マリエ容疑者に監禁された経緯についてお伺いしてもよろしいでしょうか』
アキラは少し考えてからあの日の出来事を話し出した。
『天使の祠に向かいお互い願い事をしました。マリエの部屋に泊まることにしていたのですが、疲れたからと近くにある小屋で少し休むことにしました。たまに遊びにきているから毛布などもあると誘われ中に入ると部屋一面、私の写真で埋めつくされていて。驚き、振り返ろうとしたところで記憶は途切れています。起きると小屋の中は火の海でマリエも倒れていて。そこに鎮火にきた消防隊員の声がしたところで、私は気絶したみたいです。次に目を覚ました時には病院のベットに横になっていました。今まで私は確認できないものを信じたことなかったのですが、目の前にいたのは本物の天使でした』
『本物の天使?』
『白く輝く美しい私の天使』
天使に恋した月曜日 齊藤 涼(saito ryo) @saitoryo
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます