幕間

 白衣の男がベッドに近づく。

「M・ワン、これはなんだ?分かるか?」

 ベッドの中に向けて、一枚のイラストを掲げている。

「ひまわり……きくかのしょくぶつ。なつからあきにおおきなはなをさかせて……」

「よし、上出来だ。おい!M・Ⅰを次段階に進ませろ!」

 白衣の男はまた一人、白衣の男を呼んだ。

 ベッドに男の手が伸び、急に視界は高くなった。

「悪く思わないでくれな……俺だってこんなことはしたくない。でも許してくれな……」

 男は謝る。何を意味するのか分からない。

 は笑った―――。

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