第2話
彼女とは話せず一年が経った。
あの日以来彼女とは会っていない。
いや、見かけることは会った。だけど話しかける勇気がない。
あの日以来クラスメートとも話していない。
完全に浮いている。
彼女とは話せず、クラスートとも話せず、中二になった。
四月
クラス替えがあった。
広西とは違うクラスで少し安心した。
今日もゆっくりと階段を登っていく。
僕のクラスは2-1だ。
クラスに入るとほかの人たちはグループをつくって話している。
一部は僕のことを見てひそひそと何か言っている。きっと陰口だろう。
自己紹介が終わり休み時間が始まる。
始まった瞬間皆が僕のほうへ来た。
皆興味津々だった。
質問もあった。
「なあ、なんで左足が無いんだ? 病気か?事故か?」
「ねえねえ生活にどんな影響があるの?義足ついてるけど歩けるの?走れるの?」
苦い思い出を思い出させてきた
「まあ結構つらいよ、階段に登るの難しいし、走ったこともないよ。」
さっきみたいな苦い思い出を思い出させてくる質問が沢山来た。
体育の時間
もちろん僕は見学だ。
今日は持久走だからなのか見学する人が多い。
僕は木陰で体育座りをしている。
悪趣味だが僕は人が苦しんでいるところが好きだ。とても面白い。
すこし笑いながら苦しで走っている人たちを見ているとき
その時だった。
身長が160cmほどのショートヘアの人が隣に座ってきた。
少し驚いた。そう彼女こそ一年前助けてくれた女子だった。
とても綺麗で可愛い。
少し変な気持ちになった。少し興奮してしまった。自分でも自分のことを少しきもいと思った。
あの時のお礼をしないと
「あの、去年階段で助けてくれてありがとう」
少し沈黙がある
少したってから
「あの...だれ?」
すこしショックだった。だが少し経ったら
「ああ きみか義足の いやいや当然のことをしただけだよ」
あああ かっこいい かわいい という二つの感情が生まれた。
第二話終わり
左足がなくても抗いたい @mmmooommmiii
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