応援コメント

第24話 感想戦、ふたたび」への応援コメント


  • 編集済

    私が知っている高学歴の作家というと、平野啓一郎さんかな。京都大学法学部卒業です。資料を集めから始まって、23歳で『日食』を書いて芥川賞受賞。多作作家ではないですが、文化人として活躍されています。何よりも、あの春香さまを射止めて、二人のお子さんの父親であることが素晴らしい。(笑) 
    カクヨムでライトノベルを読んだり書いたりしていると、その世界しか知らないということに往々にして陥ってしまいますが、小説を書くという行為はいろんな可能性を秘めて、あらゆる方向の世界に広がっています。多歌人くんのように賢く将来性のある高校生が、なぜにタロットでストーリーを作ってまでして、ライトノベルの賞を取るということに拘るのだろうと、正直、思ってしまいました。
    それを読者に納得させる多歌人くんの、<ライトノベルの賞でなければならない熱い情熱>が、この小説では薄いような…。でないと、仲間内で優越感にひたる嫌味な秀才となりかねません。読者がこの小説の主人公である多歌人くんを応援したくなる理由は、その情熱の源にこそあるような気がするのです。
    前回に続いて、小説の内容とはかけ離れたコメントでごめんなさい。いまカイさんは習作の段階であることも十分承知しておりますので、カイさんを応援しているおばさんの独り言だと思ってくださいね。

    作者からの返信

     明千香様、コメントありがとうございます。

     確かにライトノベルの賞である理由はないですね。
     この「新感選」は「カクヨムコン」のように「オールジャンルの小説賞」でして、文芸からライトノベルまで、なんでも応募してよい小説賞ということはいちおう本文で書いてはいるのですが、1回しか書いていないので読み飛ばしやすいですよね。
     その「オールジャンルの小説賞」に「異世界転生」もので過去3回勝負しているのでそこに多歌人くんのこだわりがあるのかなと思いますが、確かに「異世界転生」ものへのこだわりについて描写・説明が物足りないですね。このあたりはタロット・カードにまで手を出したところでうまく描写・説明しておくべきでした。

     明千香様のコメントは気づきが多くてとても助かっております。
     次に書く作品では、前作の弱点を見つけてそこを意識して書いていくようにして、なるべく短期間で習作段階から脱したいと思っていますので、これからもガンガン言っていたただけたらと存じます。
     1日1万字のペースは戻しましたので、ここからは物語の意図や狙い、主人公の動機あたりを強く意識していきますね。
     まあすでに次作は残り3話まで来ているので、今回の反省はその次の作品で活かしますね。

     今回も温かなご指摘、誠にありがとうございます。