第25話
エピローグ
あれから僕は物語のあらすじを考える仕事に将来就くために、それに特化した学校に通っている。
以前の僕のように、書きたいものを書くだけ、ではなく、満遍なく、書けるものを書く、という作業に慣れるように日々勉学に励んでいる。
少女も仕事に就くための職業訓練に連日行っているらしい。
お互い、励ましあって頑張っている。
僕達はあれから、正式に付き合うことになった。
お互いの人に言えない秘密も共有し合って、苦しい日々は手を取って、乗り越えていこうと思う。
これは取り柄の無かった僕が大切なものを手に入れるまでの物語だったのだ。
だなんて、そんな大仰なことは言えた義理ではないけれど。
そしてその物語はまだ続いていく。
あの日の僕と同じように、何も無いと感じているあなたにもかけがえのない日々が訪れますように。
人生を面白がる才能は、きっと誰にも手に入る才能だ。
才能世界とルリカ。 如月彩凪 @Cinderella_2017
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます