🗻

長く続いた一連のお話。

 長く続いた一連のお話。


 どこまでが現実で、どこからが空想なのか。


 もしかしたら、あなたを今困惑させてしまっているかもしれない。


 答えが気になるのは当然だ。


 でも、どうかそれだけに囚われないでほしい。


 星の光が見えなくても。


 朝焼けの光が見られなくても。


 こうして出会うことができて、物語を共有することができた。


 それが何よりも大切なんじゃないかと俺は思うんだ。




 あなたはどう思う?


 こんな終わり方じゃ納得してくれないかな?


 最後どうやって終わらせるか悩んだんだけど、ラストはやっぱりこういう感じが俺は好きだった。


 いずれにしても、ここまでついてきてくれたあなたには感謝しかない。


 ありがとう。本当に楽しい時間だった。あなたにとってもそうであったら嬉しいな。


 というわけで、お話はひとまずこれで終わり。




 これからどうしようか?


 ここまで歩いて来られたってことはきっとなんだってできるよ。


 一緒にいるのも、別れるのも自由だ。


 物語は結末を迎えても、俺もあなたもこうして『未来』を待っているのだから。




 その上で提案したいんだけど……。


 もし迷惑じゃなければ、もうちょっと一緒にいてくれないかな?


 それで、今度はあなたの話を聞きたい。


 了承してくれるのなら、テーマとか内容はなんだっていいんだ。


 あなたが話してみたいことを自由に語ってほしい。


 えっ、いきなり言われても思いつかない?


 だったら、今からこの問いに答える形で始めてみるっていうのはどうかな?










「あなたは朝焼けを見たことがありますか?」

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朝焼けを見たことがありますか? 遥石 幸 @yuki_03

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