こんばんは。四谷さん。
平手政秀の自死の件、たいへんおもしろい解釈でした。
なにか参考にした研究資料があったのでしょうか?
なかったら、すごいですね。
史実の網を掻い潜って、よく考えついたものだと思います。
あと、全体のテンポが非常に良いですね。
作者からの返信
実は平手さんの最期は、当初のプロットでは、今川との和睦を破棄するにあたって、責任を問われて自死する、という流れでした。
というか、信長に責任を波及させる前に(出兵される前に)、問責に来た雪斎の前で果てる、という感じでした。
……それがどうしたわけか、今川義元が奸計をめぐらした結果、政秀はさらに酷い状況に追い込まれてしまいました^^;
ここら辺は、何か書いているうちに思いつきました。
wikipediaしか見ていないので(そういう記事は無かったので)、たぶん私の創作だと思います^^;
テンポ、序盤はまだ良い方かと。
これからだんだん……いえ、何でもありません(笑)
ありがとうございました。
平手殿……。その死は謎に包まれていて一説では信秀亡き後、信長との不仲が元で自刃したと残されていますが、本当にそうかな?と思ったことがあります。
四谷軒さんの描かれる平手殿はまさしく好々爺(礼を知らぬ者には尾張ヤ◯ザと化す)として信長や帰蝶らとも良好な関係を続けていただけに無念でなりません。そして前話のやり取りには痺れました。さすが平手殿。おいこら、松平親乗!織田信広には会っていない、ではないよ!せめて会っていきなさいよ!です。
作者からの返信
平手さんはやっぱり年齢で、死に場所を求めていたんじゃないか、と思います。
で、拙作では、今川の陰謀を看破して信長に後を託す、という感じにしました。
また、平手さんは自分の死を乗り越えることこそが、信長への最後の教えだと思っている節があり、それをやってしまったのでしょう。
さて、信長は政秀の死を克服できるのでしょうか。
ありがとうございました。
政秀さんの事はよく知らなかったんですが、信長が天下を取れる程になったのはこういう人が周りにいたからなんでしょうね~。
ここまで政秀さんに思われたのは、信長自身も魅力的な人間だったんでしょうね。
作者からの返信
平手政秀は、いわゆる「爺」として、信長を幼少期から守り、育て、教えた人です。
そして最期には信長の不行状を歎き、切腹して諫めた……と伝えられています。
いや実際は伝えられているとおりだと思うのですが、拙作では一ひねり加えて、最期まで信長を守る、という感じにしました^^;
そしておっしゃるとおり、信長は結構魅力的だったらしくて、ホントは敵だった柴田勝家とか、小者から出世していく木綿藤吉(豊臣秀吉)から慕われております。
さて、ここから、政秀亡きあと、信長の大将として、大名としての、真の意味の独り立ちです。
ありがとうございました。
拝読致しました。
松平さんを誘い水にして織田を戦に引きずり込む。しかし信広を戦場に引き出さないためにも平手のオジキは命を賭してしがらみを断つ。
そこまで読んでいたのか、今川!?
平手オジキの覚悟が感じられる、情感が籠った凄い回でした。
「おれとお前の子」その情の篤さが感じられる、素晴らしい台詞だと思います。
ひとつだけ気になるのは、第4話の最後の部分の解釈をどう取るべきか?
作者からの返信
今川義元としては、織田が合戦するなら潰し、合戦しないのなら、大給松平との謀議「発覚」により、平手政秀に詰め腹切らせよう……とか思っていたのでは。
ところが、政秀自ら腹を切ってしまいました。
だけれども、織田の柱石を始末できたからいいか、という感じかと。
政秀は政秀で、実は信秀が死んで以来、死に場所を探していたので、ここぞとばかりに最大限の効果を見込んで自刃してしまったのでしょう。
最大限の効果……つまり、信長を守り、助けるという効果のために。
ちなみに第4話の最後の部分は、織田信秀の当初のプランでは、織田に地力がついて、信長が「行ける」と思ったら、今川との和睦を破り、攻めかかるつもりでした。
その際、和睦違反を問われたり、あるいは地力をつけている最中に今川が何かやらかしたら、平手政秀に対応させよう、と思っていました。
……たとえそれが、政秀の死を招くことになったとしても。
信秀と政秀はそういう関係、という設定でした。
でもこれを詳しく述べてしまうと、ある意味ネタバレとなってしまうなぁ、と悩んで第4話の最後の部分はあんな書き方にしました^^;
これはちょっと検討して、もうちょっと変えられたら変えてみます。
ありがとうございました。
愛しい人とは言え、人のために死ねる人って凄いですねぇ。
作者からの返信
政秀さんをああいうキャラにしてしまった以上、諌死はちょっと無いよなぁ……と思っていたら、こんなことに。
信長は政秀のためにお寺を建てているので、相当、感謝していたと思います。
その辺からの想像です。
ありがとうございました。