お誘いと呼び方
午前中のシフトを終え店長とシフトの件で話を終えたら優香ちゃんが近寄ってきた。
「それより先輩。今日ご飯一緒にどうですか?」
「いいけど…」
「どこ行きます?」
「それなんだよ」
「私今日奢りますよ!!」
「え!いやいいよ。悪し」
「私はナンパの件でお礼したいんです。!」
「あぁでも、困ってる時はお互い様だろ?それに後輩から奢られるのは俺のプライドが...」
「私は気にしないですよぉ」
「優香ちゃんが気にしなくても、俺が気にするの。高校の時は先輩にめっちゃ奢ってもらったし。」
「高校の話ですよね?ここはバイトです!そして、私たちの関係はバイト先の先輩と後輩です!だから気にしなくていいんですよ」
「わかったじゃぁマック行こう。お金安くできた方がいいでしょ?」
「わかりました!あと、前からきになってたんですけど…」
頬を膨らませながら優花言った。
「ちゃん付けやめてください。」
「え、じゃ美波?」
「苗字も嫌です。」
「呼び捨てで呼べと?」
スタッスタッ
「ダメ。ですか?」
(おい上目遣いやめろ!袖つまんでそれ可愛いすぎだろ!)
「うん。わかったから…」
「本当ですか!やったー!健也先輩チョローい!」
「おいテメェなんつった」
「痛!女の子の頭グリグリはダメですよ。暴力です。はぁだからモテないんですよぉ」
「おい一言多いぞ"美波"」
「えー!なんでまた苗字なんですか!下の名前で呼んでくださいよぉ」
「ていうか呼び方なんでもよくないか?」
「ダメです!距離があるように感じます。」
「俺とお前は距離があっていいの」
「健也先輩がよくても私はダメなんです!ということで、ご飯食べた後映画見に行きましょう!」
「えぇ」
「可愛い後輩が誘っているのに、嫌がらないでくださいよ」
「自分で言うなよ…。まぁいいか」
それから健也たちは休憩室を後にした。
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バイト先の後輩がやたら俺に甘えてくる よつく @yotsuku1215
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