皿洗い2






「先輩これはどこにおけばいいんですか?」


「あそこの棚の二段目に置いといて」


「先輩これは?」


「それは三段目」


「先輩これは?」


「手前の棚の二段目」


(最近、こいつ話かけすぎじゃねぇか

最近の女の子にどう対応すればいいか困るなぁ……)


「先輩皿洗い手伝います」


「いやいいよ大丈夫」


「私の教育係の先輩には直接教えて欲しいです!」


「いやぁでも、2人でやる意味なくない?」


「デジには中山さんいるし、厨房には望月さんいますし、今午前中なので人少ないので大丈夫です!」


「でも、そういう問題じゃ…」


「店長からokもらいました!」


「じゃあいいよ」



 ☆



「先輩ってスポーツやってるんですか?」


「サッカーやっているよ」


「へぇー高校もですか?」


「県外の高校で寮入りながらやってたよ。」


「え!高校寮生活だったんですか!!」


「まぁ、そうだけど」


「すごいです!よく家出れましたねぇ。私なんか出れないですよぉ」


「友達とかと会えなくなるしね」


「そうそう!先輩すごいです!!」


「うん..」


(なにこいつ距離ちかくね!!肩当たってるんだけど!!お願いだから離れてまじで…)


「あのー優k…」


「どうしたんですか?先輩〜」


(待ってましたみたいな顔やめろよ!

余計話しづらくなるだろ!!」


「いや…なんでもない。」










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