陽佑の心の動きが、ほんとうにリアルに伝わってきました。自分自身がかつて感じたことのあるものととても重なるようで、わかるよ、陽佑。思わずうなずきながら読みました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
私自身が中学生のときに、祖母が亡くなりまして。そのときの記憶をもとに書いたのが、今回のエピソードです。
というか、ぼんやりしていただけなんです。後になってから、あのときは事態を受け止めきれず呆然としていたんだろうなと思います。当時はとにかく、悲しいというより、呆然でした。そのくせ、どうでもいい些末なことはやけにはっきり覚えていたりして。
特殊な感情なのでしょうか。でも、状況としては、誰にでも起こるんですよね。特に中学生当時は、同級生の忌引って何回か見てきましたので…。自分がその立場になったとき、みんなもこうだったのかなと思ったものでした。
共感してくださって、ありがとうございます。
人が死ぬ時って、ひとりきりなんだなあ、と思います。
生まれてくるときも、ひとりなんだからなあ。
陽佑が冷たいとか、そんなことは思わないです。
ただ、もっとあとでいろんなこと思い出して、じわじわ悲しい気持ちになるときが来るかも。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
私が中学生当時、父方の祖母が亡くなったときの私が、そんな感じでした。悲しいんだかなんだかよくわからなくて、ただぼやーんと虚ろで。あんまり急で大きな出来事に、感情が対処しきれなかったのかなあと、後になってから思います。というか、後になってから、じわじわ来ました。まさに本城様のおっしゃる通りです。
ひとり…なんですよね。
これまでの人生で曾祖母、母方の祖父、父方の祖母、父方の祖父、母方の祖母、叔父、父の順に失ってきました。
悲しみに押しつぶされるような、号泣するようなことは一度もなく、まさにこの陽佑のような「ぽっかりと寂しい」という感情でしたね。
父が亡くなった時は、妻の方が涙を流していました。
それを見て、実の息子なのに自分は冷たい人間なのかなと思いましたよ。
もし今後、母や妻を失ったら、その時こそ悲しみに押しつぶされるのかな、号泣するのかな、と少し怖いです。
今回のお話は、少しだけ胸の痛みを感じながら拝読させていただきました。
三奈木様はこういう感情の微妙な感覚を描写するのが、すごく上手ですよね。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
このエピソードは、私自身が中学生のときに、父方の祖母が亡くなった際の記憶をもとに、脚色して書きました。なんというか…どういう感覚なのかどんな感情なのか、よくわからなくなってしまったのを覚えています。
身近な人、大切な人を失ってしまったとき、悲しみに押しつぶされて号泣する人ももちろんいるでしょう。が、号泣していない人が冷たい人なのか、と言ったら、それは単純に言い切れないですよね。呆然と「本当にいなくなったの?」と、事実を受け入れるのに時間がかかる人も少なくないと思うんです。ましてや中学生って、そういう感覚にまだ慣れていないのではないかと思いまして(大人なら慣れているから平気、という意味ではないです)。
気分が徐々に盛り上がっていく最中に、ぽん、と感情のベクトルが異なるエピソードを入れてみました。お褒めいただきありがとうございます。
う〜ん。表現の上手さに唸ってしまう。
こんな風に書けるって凄いなぁ。
陽佑の心の中を読み手に自然と考えさせるような効果的な書き方。
ちゃんと想像出来るだけの情報は書かれているし、それでいて描きすぎては無く、読み手は自然と心の内を考えてしまい、陽佑の気持ちに寄り添う事になって深く共感出来る。
こんな素晴らしい文章を、私も描けるようになりたいなぁ
作者からの返信
コメントありがとうございます。
うわああぁ~
あきこ様にそう言われたら、嬉しさのあまりのたうち回ってまう~。
だって、ブチの、ララの、直美ちゃんと良平くんの、あきこ様にぃ~。
きゃああぁ~。
ありがとうございます~。
ワタシ、がんばって生きていこう。
私が中学生のとき、父方の祖母が亡くなりまして、そのときの思い出をもとに今エピソードを書きました。が…思い出というか、実際にはボーゼンとしていただけで、陽佑の態度ほぼそのままです。ほぼそのまま書いたような感じです。こういうことって、時間が経たないと、受け止められないのかもしれないですね。