青空の記憶

青空の記憶は

いつも心弾むものだった


雲ひとつないような晴天の日には

全てがうまくいくような気がして

足取りも軽く駆けだした


完璧な青を恐れるには

わたしは無邪気すぎた



雲ひとつない青空

昔と同じようで

今それは、どこか違う


霞んでしまった瞳で

見ているからだろうか



空は変わらず、そこにあるというのに。

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