雨あがり

雨あがりの道は

涙を流した後のように

何処か安らいでいる

雲間から射し込んでくるおひさまに反射して

アスファルトは柔らかく光る


ゆっくり、ゆっくりと

雨あがりの道を歩く


また雨は降るだろう

それでもこんなふうに

雨は止むのだ


まだ眩しすぎて

晴れた日には歩けないけど


ゆっくり、ゆっくりと

雨あがりの道を歩いていこう


ゆっくりと踏みしめながら

この人生を歩いていこう

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