第5話 気ままにゲームレビュー ウマ娘

 どうも、こんにちわす。おもちさんです。今日は予想外にも暑いので、せっかくだからゲームレビューやりますね。


 はい、そこの「気温とレビューは関係ないじゃん」と思った人、アナタは正常です。その2つが紐づいてしまうおもちさんが異常なのです。感性ズレたやばい奴なのです。


 そんなホンワカ変な人によるレビュー、始めさせてもらいましょう。



■タイトル

ウマ娘 〜プリティダービー〜


■ジャンル

育成シミュレーション


■概要

あなたは擬人化した競走馬『ウマ娘』を育てるトレーナーとなり、担当ウマ娘と共に、栄光を夢見て邁進していく物語。


■私見のアプリ評価

グラフィック

 ★★★★★


世界観・物語

 ★★★★★


キャラ

 ★★★★★


UI

 ★★★★☆


やりこみ要素

 ★★★☆☆


無課金勢の快適さ

 ★★☆☆☆


総合評価

 ★★★★☆4.0



■高評価ポイント

 ・最高水準のグラフィック

  ユーザーの大半が、それこそ批判的なレビューを寄せる人でさえ褒めるだけあって、作り込みが凄まじい。声優陣の熱演も相まって、まるでウマ娘が実在する錯覚すら覚えてしまいますね。

  レースの臨場感も素晴らしい。たとえば眼前をウマ群が疾走していく様は迫力満点です。レース中も全貌を見せず、見せ場を作ったウマにフォーカスされるので、ゴールを切る瞬間まで勝負が分からずハラハラします。そのためか、担当ウマ娘が勝利すると、他コンテンツでは味わえない喜びを楽しめますね。


 ・練りに練られたキャラクター

  あれだけの数のウマ娘が居るにも関わらず、どの娘のクセが強い上に被りがないです。皆が皆、独特な性格を持ち、それでいて面白い。運営側の拘りも強く、ささいな仕草や衣装にメッセージが込められており、それが世界観に確かな奥行きを与えています。

 ちなみに、パッケージデザインから抱きがちな萌え要素は意外と薄く、どちらかと言うとスポ根に近いかも。


 ・史実を上手く絡めている

  おもちさんは競馬に詳しくないので、又聞きの評価となりますが、実際のレースや血縁関係も上手く再現しているとのこと。本作は学園モノなので、史実では親子関係だったものが先輩後輩だとか、仲良しの友人にシフトしていたりするのですが、競馬ガチ勢も納得できる内容らしいです。


 ・コンテンツ展開が幅広い

  アプリだけでなく、アニメや漫画にユーチューブと幅広くメディア展開しており、様々なシーンで楽しめます。特にスピンオフ漫画の『シンデレラグレイ』は太鼓判押してのオススメ。それについて語るには今回スペースが足りないので、ともかく読んでみてとだけ伝えておきます。



■課題点

 ・キャラガチャが過酷

  界隈でも有名なのですが、とにかくガチャが渋い。育成キャラは一周年経過したアプリにしては少なく、追加されても最高レアばかり。もちろん狙って引ける訳でなく、無課金勢は代わり映えしないキャラの育成を繰り返す事になります。


 ・サポカガチャも過酷

  育成を助けるサポートカードもガチャ過酷です。一般的に最高レアのカードを引いたら、ゲームが快適になってサクサク進む印象ですが、今作は違います。SSRは性能が微妙なため完凸、すなわち同じカードを5枚引いてカードを進化させないと、納得できる性能を得られません。

  キャラとサポカのいずれも救済措置として天井が存在します。一律6万円です。特にサポートは1枚完成させるのに30万も必要となるので、あまり夢を見ない方が無難です。割と無料で石を配ってくれるので、無課金でもガチャを回せるのですが。


 ・やる事が少ない

  現時点で育成シナリオは3つ、あとは対戦レース。ゲームコンテンツは以上です。

  スマホゲーって基本的にはイベントを頻繁に開催し、アイテムや遊びの変化を与えながらユーザーを囲い込むのですが、ウマ娘はそこが弱いですね。

  今作のイベントというと、ユーザー同士を競わせる『チャンピオンミーティング』と、育成ポイントを貯めて参加できる『ビンゴ』くらいしかないです。最初のうちは目新しく感じますが、毎回これなので、さすがに飽きますよね。


 ・メインコンテンツが重たい

  ウマを育てるゲームなんで、もちろん育成を楽しむのは当然なのですが、1キャラを育てるのに時間がかかりすぎですね。最新のシナリオでは、1回で小一時間くらい要ります。そして育成がよほど上手くいかないかぎり、そのウマはお蔵入りなので、丸々1時間が無駄になりますよと。意味があるとしたら、ビンゴ期間ならポイントが貯まるくらいですかね。

  これが結構キツイんですよ。1時間もゴッソリ無駄になっちゃいますから。まぁ始めたての人なら目標達成だのトロフィーだので石が貰えるのですが、長くやってる人はおおよそ消化してますから。マジで育成の9割5分くらいは無駄になってる、そんな感じではないでしょうか。


■最後に

  本作はクオリティの高さを売りとしてますが、それは同時に最大の弱点なんですよね。キャラ追加ひとつとっても、一枚絵をポンと出すだけでは済まず、高度なモデリングのキャラを用意しなきゃならない。それが実在する馬ならば馬主の許可も必要なので、更新はかなり重たいだろう事が予想されます。そして更新したなら費用を回収しなくてはいけないので、課金周りも高額にならざるを得ないでしょう。

 でも腰の重いゲームであっても、変化が無いのは問題だと思います。育成イベントでビンゴ一辺倒にするのではなく、ガワを別物にするだけでも印象は変わるじゃないですか。育成ポイントに応じて直線を走らせて、チェックポイン通過する度にアイテム貰えるとか。

 たまに大型アプデでテコ入れされますが、普段のささやかな変化も無ければ、ユーザー離れを防ぐのは難しいように思えます。



 さてと、いっぱい書いた。想定の倍以上は書いてしまった。次やる時はもっとシンプルに。サクッとあっさり風味でやると思います。


 それじゃあ今回はこの辺で。また見てね!

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雑エッセイ おもちさん @Omotty

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