なぜうんこは駄目なのか
最近、真面目な話ばかり書いていたので、そろそろ砕けた文章でも書こうかと思う。テーマは『うんちとうんこ』だ。
こう聞くと賢い諸兄らは、うんちもうんこも呼び名が違うだけで同じものじゃないかと言うだろう。違う。全くもって違う。しっかりと見てもらえば気がつくだろうが、うんちとうんこの差は語尾の「ち」と「こ」に集約されている。
「こ」というのは「孤」を表す。孤独に1人便器に尻を差し出しクソを垂れる姿を想像してみて欲しい。そこに愛は無く、今にでも消え入らんばかりの微かな憧憬が香るばかりである。友も居らず、親とは死に別れ、職場では爪弾きにされた哀しみの涙が「孤」となりうんこをさせるのだ。
それに引き換え「ち」は「智」に通ずる。よく知り学び、足ることを覚え、隣人愛に溢れている。その周りには人の輪ができ、その輪を便器に見立ててクソを垂らす。もはや気品さえ漂ってくるような美しさがそこにはある。そして「智」は「血」の繋がりを生み、脈々と繁栄してゆくのだろう。その中心にうんちを携えて。
うんこというものは所詮、孤独な排泄行為に過ぎない。凝り固まった固定概念が「智」を得る事を拒んだその末路だ。自らの排泄行為に対して何を見出すか、これがうんちができる人間できない人間の差を生み出すのだ。この文章を読んで、これまで自らがうんこをしていた事を恥じる者もいるだろう。だが今からでも遅くは無い。自らの無知を知り、それを恥じることによって人は成長するものだ。「智」を知り、うんちをする時、その時新しい人生が始まりを告げるのだ。
皆が「智」を得ることを願って。
おしり
ウンチッチ=ブリーブ=ブリリングバースト3世「頼むで」 @jyanylam
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