新しい総理大臣ってうんちらしいよ

へぇ〜世も末だな。排泄物ごときがよくぞそこまで出世したもんだ、どれどれひとつ面でも拝んでやるか。

愛用のうんちに飛び乗ってうん国会議事堂に向かうとそこにはうんち。なるほどぉ〜そう来たかぁ〜、確かに国会ってうんちっぽかったもんな。でもこんなクソでかいうんち誰がしたんだろう?


「フッ...私を呼んだかな?」

「お前は......え?誰?知らんねんけど」

「私は口からうんちをしたらうんちが顔から離れなくなってしまった男さ。」

「あっ...さいですか」


聞くと、別に国会サイズのクソでかうんちをした奴ではないらしい。なんか言うだけ言ってすぐ帰ったし。結局なんだったんだコイツ

とりあえず臭いし、国会の中は入れなさそうだから帰るか。


「聞こえますか...私は国会うんちです...今あなたの大腸に直接うんちしています...」


え?きも。普通に嫌なんですけど。道理でなんか便意が来るわけだ


「そこから動かないで...あなたの大腸は腸質ちょうじちです...動いたらあなたの大腸が破裂するまでうんちを大量に送り込んで、体の穴という穴からクソを漏らす不可思議なオブジェを完成させますよ...」


あっちゃ〜テロリストかこいつぅ〜。まあ普通うんち無いもんな国会に。総理大臣うんちだけど

さすがに不可思議なオブジェにはなりたくないので大人しくその場に突っ立っていると、どうやら審議が終わったらしくおっさんやうんちがぞろぞろと出てきた。


「「今です!」」


声がした方に目線を向けると国会の上のうんちが、ぞろぞろと出て来る者共の波に向かってダイブしていた。


「「上からの重力加速を伴った不意討ちだ!避けられまい!落下の勢いでいい感じに下にいるお前と混ざり合えば我々も総理大臣になることが出来る!貴様1うんちが権力を握る時代は終わりだ!これからはワンウンチームの時代なのだ...!」」


なるほどデカいひとつのうんちでは無くうんちの集合体だったという訳か。自然界にあのサイズのうんちが存在するはずがない、合点がいった。

混ざり合えば総理という理論はよく分からないが目的はわかった。だが総理は余裕の笑みを浮かべているぞ!まさかこの展開を読み切っていたというのか!

しかし総理の上に無情にもうんち達は降りかかる。絶体絶命か〜!!!


「貴様らは1つ勘違いをしている。確かに貴様ら下賎の者どものうんちはほぼ同質。いとも容易く混ざり合うだろう...しかし私は貴様らとは違う神なるうんちだ!!痔に痔を極めた者のみが生み出せる究極のうんち、ダイヤモンドうんちである私が貴様らゆるゆるバナナうんちと混ざり合うことなどありえんわ!」

「「何ィ〜!上からの飽和うんち攻撃を全て弾いただとォ〜!!?」」

「これが私と貴様らとの格の違いだ。一生そこに這いつくばり、国会の植え込みの肥料となるがいい!」

「「クソがァァァァァァ!!」」


まあ普通にケツから出すならバナナうんちの方がいいけどなぁ。そんなことを考えながら帰路についた。



うんちにまともな政策を捻り出せる脳みそがあるはずも無く、うんち政権は普通にクソだったが、任期満了に伴う選挙の結果、ほかの内閣より良さそうだからという理由が投票理由の78%を占める結果となり再選した。世も末だな。




おしり

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