1-10

 カルラと別れたフレドは、商売人の男と黒の竜に向き直る。

 実は、明確な作戦など一つもなかった。

 住民にこれ以上の被害が及ばないように足止めをすることがフレドの目的ではあったが、フレド一人でなど、到底敵わないことは火を見るよりも明らか。

 それでも……フレドの覚悟は本物だった。

 絶対的存在の竜を目の前にして、退く姿勢などどこにもない。

 ましてや……恐れの感情すらも。

 そんなフレドの目が癇に障った男は、竜に命令を下す。

「奴を……殺せぇええッ!」

 男の命令に呼応するように竜の首元が光る。その一瞬をフレドは見逃さなかった。

「い、今のは……?」

 フレドが首元を注視した僅かな一瞬の隙を逃さず、痛烈な一撃を決めに迫る竜だが、フレドは先程同様、《合詰め》の応用で距離をとる。

 尚も執拗に竜に追い詰められるが、その度に距離をとる。かわすように、翻すように。

 まるで、何か観察でもしているかのように……。

「何してるッ!? さっさとガキを殺せ!」

 なかなか竜の攻撃がフレドに当たらないことに苛立ちを覚えた男は、もう一度大声で命令を下す。

 すると、再び竜の首元が発光する。

「あの男が何かしている……? なら……ッ!」

 トーマスと戦った時より精度が上がった、間合い無視の必殺の攻撃、《刃》を男目掛けて放つ。

 通常、視認できない《刃》を男が避けられるはずがない。

「何して……やがる?」

 ただフレドが片手半剣を素振りしたようにしか見えない男はその場で立ち尽くすが……間に竜が割って入り、《刃》をいとも簡単に受け止める。

「まさか!? 竜は《刃》が見えるッ!?」

 驚くフレドに今度は竜が大きく口を開け、反撃の姿勢をとる。

 たちまち迸る炎。そして、その炎の渦はフレドに狙いを定めて、勢いよく放たれる。

「まずいッ! あれはここまで……届くッ!?」

 一直線に伸びる炎の渦は、身を防ぐものを持っていないフレドに直撃し、背後の東方面の学舎まで吹っ飛ばされ……東方面の学舎は派手に燃え上がるのだった。

 これこそが竜たる力。広げた翼で体内に炎を作りだし、それを体外へと放出する。

 その名も《竜炎》。人知を超えし力。

 そもそも、ヒトは竜と比べて力も弱ければ、強靭な肉体も、大きな体躯も、鋭い爪や牙も、長い寿命も、空を飛ぶこともできない。

 その上、独自に炎を生み出し、自由自在に扱うこともできないのである。

 ヒトが竜を超えることができない、決定的な証と言えよう。

 そんな《竜炎》をもろに喰らっては、最早生きていることなど不可能。なのだが……。

「く―――ッ! この鎧の耐火がなかったら……やられてた……ッ!」

 あまりの高熱に融解し始める鎧。

 騎士の鎧は耐熱、耐寒。さらには、剣や槍を貫通させず、矢を弾くという性質の造りをしており、その耐久性は他国が真似できない優れた技術の結晶と名高く知られている。

 それでも、《竜炎》を受け止められるのは一回が限度だったらしい。

 もう二度も喰らえない《竜炎》はフレドにとって脅威であり、必殺の武器となってしまった。

「くっ……あははははははははっ! これが竜か!? こんな便利なもの使ってたら、そりゃ戦争でもなんでも勝てるだろうなっ! あーーはっはっはっ! 痛快、痛快!」

 心の底から湧き上がる悦楽を堪えきれない男は、息が切れる程嗤う。

 嗤う……。

 嗤う……。

「ふざけるな……竜は道具なんかじゃ……ないッ! 人間が好き勝手に利用していい存在じゃないだぞッ!?」

「あ~~はっは…………はぁ? テメェ、それ本気で言ってんのか?」

「当たり……前だッ!」

「これだからガキは……」

 呆れかえる男は、頭をかきながら竜の腹を叩く。

「こいつらがこの国の経済力であり、軍事力なんだぞ? こいつらがいなかったら、この国はとっくの昔に滅んでたんだぜ? それに……なんでも竜だけじゃねぇ。農耕に牛、戦争に軍馬。そいつらも俺達の繁栄の道具だろ? 人間の栄枯盛衰に従う道具だろぉおおお!?」

「くっ……」

「テメェの竜に対する思いやりは、テメェ勝手でしかねぇんだよ! 目に見えてるモンが狭いんだよッ! 分かるか? 所詮その程度なんだよぉおおおおおおおッ!?」

 膝を落とし、唇を噛みしめるフレドは何も言い返せず、ただ血が滴る。

 言い返せないことが悔しいのではない。

 男の言っていることが正しいからだ。

 男の挙げた農耕の牛、軍馬。それ以外にも、アパータム新王国の発展には常にヒトと動物がいた。

 だと言うのに……竜だけに感情移入をして、他を見ていなかった。

 そして、竜に対する同等の感情をヒトに利用される他の動物に抱いていない。

『当たり前』の呪縛とは、こう言うことなのだ。

「だから何よ……。アンタなんかにフレドの覚悟……分かるわけないでしょう!」

「……あぁ?」

 フレドの横に颯爽と現れたのは……カルラ。

 恐らく、住民の避難をウーターとレイジ達に任せて、一人戻ってきたのだろう。

 小刻みに震える手を、堪えながら。

「フレドは……それでも『変える為に』竜騎士になったのよッ! なんでも自分の都合のいいように言い換えるアンタとは違うのッ!」

「あーあ。テメェじゃ話になんねぇな。……俺が言いてぇのは、結局『そんなもん』ってことだ。俺もテメェらも同じ穴の狢で、ただの屑なんだよッ!」

 それでも……とカルラは続ける。

「フレドは『変える為に』ここにいるのよ。あのヴァンドラム王国が滅びないと誰もが思っていたのに滅んだ……それと同じく、人の『当たり前』は覆される度に変わっていく。そして人は盲目に『当たり前』を形作り、勝手に自分自身に享受させる。当然、そこに疑問も異議も生じない。

でもね……アンタがそんな人達を屑だと称しても……フレドだけは違うわッ! この国の『当たり前』に否を突き付けたのは、齢五歳のフレドだったのよッ!? そして、これからフレドが成すことは、今までの『当たり前』でもなければ、これからの『当たり前』なんかじゃないッ!」

 凛とした真っすぐな声はフレドに向かって話しているようで、フレドは不思議な感覚に陥る。

 本当に最初は、些細な疑問からだった。

 オークションで剣や骨董品が陳列される理由は分かる。だけど、竜が売られていることが不思議だったのだ。

 なんで生き物が?

 なんで……竜が?

 フレドが初めて衛兵にお世話になった、あの事件から交流を持ったカルラに何度も尋ねた。

 だが、カルラもまた『当たり前』に疑問を持たない人間。

 むしろ何故、フレドにそんな疑問が生まれたのかに、疑問を抱くくらいだった。

 それが今、カルラには分かった。

 竜が商品になっている理由……ではない。

 フレドが何故そう思ったのか……に。

 知的好奇心もあるだろうが、恐らくあの日のオークションの光景が、フレドの目には『おかしい』と映ったからだろう。

 少なくとも『当たり前』では……ないと。

「言ってることが分かんねーな! 『当たり前』じゃない当たり前? それが竜を道具として扱うなってか?」

「その答えは……私にはないわよ。フレド以外にあるわけないじゃない」

 そう言って、フレドの肩にそっと手を置くカルラ。

 もう……震えはなかった。

「……だから、折れないで。貴方の道は険しく、理解者も少ないけど……決して叶わない夢物語なんかじゃない。それを誰よりも貴方が信じないで、どうするのよ?」

 包み込むような声に背中を押されるフレドは、確かに、光を見た。

 曇天の心に差し込む日筋の光。それが何を意味するのか、はっきり分からないが。

 今のままではいけないことだけは、よく分かった。

「僕は……竜を道具として扱わない。叶うのなら友達として在りたいと思う!」

「なら……こんな所で躓いていられないわねっ!」

「うん! 僕の騎士道に懸けて……全力であの竜を助けるッ!」

 片手半剣を掲げながら立ち上がるフレド目に、もう迷いはなくなっていた。

 そんなフレドの隣に並び立つカルラも、恐怖がなくなっていた。

 二人の騎士たる佇まいに思わず後ずさりする男は、フレドの台詞に舌を打ち鳴らす。

「そうか……。やはり気付いていたか……竜の首のアレに。ふん……いい機会だ。この玩具の使い方を教えてやるよ!」

 そう言いながら、左手に握っていた黒い宝石の欠片を弄ぶ。

「何かの……欠片?」

 男は宝石の欠片を再び握ると、その手を二人の方へと向け、竜に命令を下す。

「あのガキどもを……殺せ」

 命令に呼応するように竜の首元が発光すると、竜は大きな咆哮と同時に二人に襲い掛かる。

「カルラッ!」

「えぇ!」

 竜の攻撃が届く。その三拍以上も前から、二人はそこにはいない。

 単調な攻撃では、最早二人を補足できないのだ。

 カルラの《合詰め》は、ミューダとの打ち合いの中で。

 フレドの《合詰め》は、この戦いの最中で。

 二人は確実に成長しており、その《合詰め》のスピードは竜騎士団長とほぼ同等と言っても過言ではなかった。

 その光景に臆することなく余裕を見せる男は、二人の動揺を誘うように欠片について話し始める。

「これは竜を手懐ける首輪の制御装置。そんで、そいつの首には隷属契約の『首輪』が付いてるんだぜ? くくくくっ……おもしれぇだろ? 竜騎士のテメェらは竜と主従契約しねーと竜の力を行使できない。だが……これならどうだ? 口先の命令一つで、簡単に扱えるんだぜ?」

「な……ッ!?」

「おまけに、こんなことも……できるしなぁ!」

 男は竜に向かって欠片を投げると、竜はそれを飲み込んでしまう。

 すると、竜は天地を裂くような、強烈な咆哮を上げ始める。

 まるで悲鳴ともとれる咆哮は、竜の体の変化が終わるまで続いた。

 竜の体の変化。それは……。

「な、何よ…………あれ……?」

 今でも十分大きい体躯が更に二倍、三倍……四倍……と大きくなっていく。

 それに伴い、爪や牙や翼も変形と巨大化を繰り返す。

「この大きさ……北の市街地に現れた竜達と……変わらない!?」

 周囲の建物を優に超える大きさまで巨大化した竜は、目についた建物へ攻撃を始める。

「爽快だろ!? 痛快だろぉ!? だが、これが竜本来の力なんだぜ!? さっきまでのは、俺達人間が『勝手に』、こいつらに制限をかけていたに過ぎないッ!」

 男は両手を竜に向けて掲げると、竜は動きを止め、男に目を向ける。

「まさに……伝承通りだなぁ!? あーーーーーはっはっはっ!」

 伝承通り。その意味に気付いたフレドは戦慄するしかなかった。


 ヴァンドラム王国が一夜にして滅んだ、あの日。あの夜。

 巨大な竜を従えし一人の人間が、絶対的存在の数万の騎士と数千の竜騎士を打ち破った。

 この人間は「英雄」として民から称され、今日まで口承されてきた。

 曰く、王国の竜の数十倍の大きさの竜を従えていた。

 曰く、英雄はヴァンドラム王国の竜騎士だった。

 曰く、最弱の『黒の竜』だった。


「竜の中でも体色によって優劣がある……が、殆ど基準にならない。とされているけど、『黒』は特に大きく変わった。そもそも個体値の平均が最も低かった『黒の竜』は最弱の色と称され、竜騎士内で忌み嫌われていた。だけど、王国滅亡に用いられたことにより『黒の竜』は最も強いのでは? と評価が百八十度変わって、再度研究が始まった……」

 フレドが以前学習した内容。そこには竜騎士と主従契約する竜の優劣について書かれていた。

 竜の体色は幼少期のみ白い。その上、成体するまで色が分からないのだ。

 だが、黒の体色になる竜だけは少し違っていた。

「竜はどいつも幼少期の頃から、既にカスながら《竜炎》を使える。体内の血管や筋肉の膨張、脂肪の燃焼であの炎を生み出すんだ。そのせいで、他の生き物より体温がそもそも高い。が、ここからが問題だ」

 不敵な笑みを浮かべる男は続ける。

「一つ、体表が黒いせいで外熱を吸収しやすい。一つ、高い体温が一定期間続けば、竜にとって命に関わる。だからこいつら黒の竜に成長する個体は、幼少期から他の竜に比べて体温が僅かだが低いんだ。まぁ、元々の体温が低いせいで他の色の個体に劣るんだが……たった一点、研究者も見落とし続けていた『黒の竜』の、唯一の特徴があった。それが何か分かるか?」

 いきなりの質問にフレドは言葉を詰まらせるが、カルラは違った。

「……その巨大化……ね?」

「ふっ……。ご名答」

「え……? どう言うこと?」

 全てを理解したカルラは、冷や汗を流しながらフレドに説明する。

「北の市街地に現れた四頭の竜は『大きすぎる』のよ。特に赤い竜なんて最も大きいとされても、二十メートルもないの」

「でもそれは、人間が制限をって……」

「大きいから小さく、じゃないの。大きくならないように、なの」

 そう。敢えて元から持つ巨躯を、労働力の障害にならない程度に小さくしているのだ。

 その理由はもう分かるだろうが、単純な話、管理や扱いが困難になるからだ。

 だが、止めているのは肉体の成長。とあるところに制限は……。

「そうだ。だが、あの四頭はバカデカい。ここまでこれば、テメェでも分かるだろ?」

 『黒の竜』しか持ちえない巨躯の特徴。

 四頭の竜の、成長以上の巨大化。それも、四頭を拘束している身体制限を超越した……。

 これらが意味するもの……それは…………。

「あの四頭に…………『黒の竜』の……血ッ!?」

「くぅ~~~~ッッ! そう言うこった! 全く……おもしれぇよなぁ!? こいつの血を入れただけで、あんなにもデカくなりやがってッッ! おまけにこの制限、脳への制限はないんだぜ?」

 脳への制限がない。それが意味することは一つ。

 膨大な情報を司る脳は一定量の情報を蓄積できるが、それを超過してしまうと古い情報や不要と判断した情報を消去していく。

 これはヒトも竜も同じである。

 だが、身体の大きさを制限された竜は脳のみ老化し、情報処理能力や情報を維持する機能が低下してしまうのだ。

 そもそも、竜への制限は体が大きくなることを、成長を阻害することで行っている。

 つまり、体は若くあり、脳のみ老いていく。

 そして最終的には……。

「脳が先に死ぬ。それが竜の最期だ。と言っても、そもそもの寿命がなげーから、大した問題じゃねぇがな」

 人のエゴによる竜の道具化。言い換えれば都合のいい機械化と言えよう。

 ……機械化。

 今の新王国内にいる竜は全て、単調な命令でヒトの発展に携わっている……。

 それが、この新王国、引いてはヴァンドラム王国の頃から変わらず続く『当たり前』なのだ。

 ……。

 ……。

 だが、今のフレドは折れない。

 自分が何をどうしたくて、剣を持っているのか。その理由をカルラに気付かされたから。

 これから何をどうすれば……は、分からないが。

「……変えてみせる。僕が竜を友達にしたいからッ!」

「フレド……いい目ね」

 曇りなき眼。見えている未来は、今は理想に過ぎないが、もしかすると……。

「……ハッ! やっぱガキの夢物語は呆れるなぁ! そんじゃま……お喋りは終わりだ。死ねッッ!」

 ありったけの大声で命令を下すと、巨大化した黒の竜はフレド達を踏みつけようと右足を上げる。

「カルラ! ……僕だけを見ててッ!」

「え、えぇっ!? な、何言って……?」

 フレドは降ってくる右足から逃げる素振りもなく、片手半剣を握る手に力を籠める。

 たった一点を見据えて。

「はぁあああああああああああああああッ!」

 振るう片手半剣から放たれる《刃》。それが……三連撃。

 一撃一撃が重く強烈なものとなっている《刃》を、連続で放つ。

 通称、《三連刃》。

 竜騎士団長クラスの剣技で、同等の威力を保って放つことを前提とする、困難を極める超絶技。

 まさかそれを、この戦いの最中でいつの間にか自分のものにしてしまったのだ。

 フレドの《三連刃》は竜の右足を見事に捉え、大木をも超える太く大きい足を弾き返す。

 その衝撃で体勢を崩しかけた竜は素早く跳躍すると、今度は《竜炎》を放とうと口に炎を迸らせる。

「ハァ……ハァ……カルラ! 見てた!?」

「えぇ、もちろん! 多分……出来るわッ!」

 カルラの剣は細剣。重い一撃で『斬る』ことは難しいが、『突く』ことに関しては最良の剣。

 腰を落とし、細剣を構えるカルラ。

 今一度、脳内でフレドの《三連刃》を見返す。

 動かす腕、踏み込む足、撓る身体、籠める力。その全てが、動き出すカルラの体と完璧にフレドの《三連刃》とリンクしていた。

 ……否、たった一点のみオリジナルを含めて。

「やぁああああああああああああッ!」

 カルラの《三連刃》。それは……『突き』で放たれる。

「僕も……行くよ! はぁああああああああああッ!」

 カルラに続くように、トーマスと戦った時と同じく、地面に向けて《刃》を広範囲で放つフレド。

 たちまち起こる衝撃波と土煙。

 フレドの《刃》は《竜炎》を受け流し、カルラの《三連刃》が《竜炎》を貫通しながら竜の右腕を捉える。

 残念ながら、竜の鱗に傷がつく程度でしかなかったが。

「やっぱり……見よう見まねの紛い物じゃあ……」

「そんなことないよ! 僕なんて、形になるだけで半年かかったんだから!」

 なんとかカルラを励ますが、今は戦場。

 竜は容赦なく、次々と二人に襲い掛かる。

 ちなみに、フレドの「形を掴むだけで半年」は早すぎる。基本、二、三年とセンスが必要である。

「カルラ! しばらく凌いで!」

「わ、分かったわ! フレドに任せる!」

 お互いをカバーしつつ、周囲に被害が及ばない。そんなギリギリを保つように立ち回る二人。

 フレドの狙い。それは……。


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