4.幸せの結末(それは誰が?)
僕は親指を立てると
それから僕は
そして、しばらくしてから思い出のチョイスに失敗してしまう。
「まさか
「なあ~~!そろそろ教えてくれよ、
そろそろ限界だとは思っていたが、これ以上は後味が悪くなるので、そろそろ部室に行って話を聞こうかと誘導する。
僕は移動しながらもスマホで
『もう限界だ、そちらに向かう、できるだけゆっくり歩くけど到着は5分くらいだ』
そうすると、すぐに返事が返って来た。
『こっちはもう大丈夫、ありがとう』
お礼を言われた事に少し嬉しくなりながら、部室に向かった。
その最中、5枚目の写真を開く。
真っ暗中に何か見えるかもしれないと思ったからだ。
試しに明度を思いっきり上げると『手』が写っていた、さらによく見ると手の隙間からは困り顔の
そして僕は『OK』と返事をする。
「おい、
「き、ききき、気のせいだろ!?」
「な~んだよ、何か良い事あったんだろ?言ってみろよお~」
「ほら!部室付いたぞ!さっさと入れ!」
「ちぇ、しゃあねえなクマが出るか蛇が出るか、開けるぞ!」
「いや、クマじゃねえよ、それ」
そして開けた瞬間──
パーン!という音と共に、皆で一緒に声をかけた。
『
唖然とする
「
「いや、それじゃあサプライズにならないだろ?確証を持ったのだって放課後からだぞ」
「くっそー、次の誕生日は誰だ!?覚えてろよ!そんで、ありがとな!」
そうして、皆で記念写真を撮る事になった。
撮影者は
一瞬シャッター音が聞こえたのに、
今度は三脚を使って、
その終始、僕と
パーティーの途中、最後のメッセージが送らてくる。
『本当にいいのですか?(Yes/Hai)(6/6)』
写真は先ほど撮られたばかりの僕の写真だった。
僕の返事は当然決まっている。送信すると、真横で着信音が鳴った。
そこには耳まで赤くなった
5.種明かし
僕は送られて来た写真を見ながら思い出に更けていた。
1枚目は
2枚目は
3枚目は
4枚目は
5枚目は手だ。
1~4枚目は名前から指の本数目の文字を切り出して並べ、最後に『手』を付ける。
すると、『
唯一の謎は5枚目をどうやって送ったのかだが、それは最初のデートの時に答え見つけようと思った。
余談だが、この見知らぬ電話番号、
そして今更だが最後に言っておこう、これは探偵が犯人に捕まり敗北した物語である。
了
謎の写真と冷たい彼女~二つの謎を解き明かせ~ なのの @nanananonanono
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