『小慈羅さん 2』 玖


 『あたしごとき、首相さんには会えないよ。』


 博士は、珍しく弱気に言いました。


 『ぼくが、仲立ちします。』


 かぶらだが言います。


 『あなたには、そういう力があるのですか?』


 『まさか。あなたの力ですよ。いいですか、小慈羅さん、ハシラーくんに、今夜、適度に、暴れてもらいましょう。ただし、人を傷つけないように。ついでに、あなた方も、うまく現れてください。』


 『はあ、お芝居ですら。そこで、博士を指名するのでくじら?』


 『そうさ。首相さんは、かなり、変人だからね。ちょっと実力行使した方が良い。ただ、我々に出動命令が出るだろう。多少がまんしてもらえるかな。うまく外すから。』


 『そう、映画みたいに行くのかしら。』


 『まあ、案ずるより産むが易し。ぼくは、結構、顔は広いんですよ。』


 かぶらだが、胸を張ったのです。


『ふ〰️〰️〰️〰️ん。』


 

      🍚 🍙 🍜


 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

『小慈羅さん』 2 やましん(テンパー) @yamashin-2

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る