第4話
目が覚めると、僕は。
どこか知らない、自分でも見たことがない世界に立っていた。
見渡す限り続く、果てしない白の空間。
そうして、眩く光る何かが、僕の目の前に鎮座している。
得体の知れないその物体に対して、僕は。
何故、そうしたのかは分からないけれど。
自然と手を伸ばし、掌を添えた。
『ホレイル』
すると、今まで聞いたことがないような言葉の発音と共に、多くの生き物、しかも女性のみが、僕に対して屈服し、ひれ伏すような映像が、頭の中に流れてきた。
酷い吐き気と頭痛が僕を襲う。
しかし、なぜだろう。
どうしてか、その痛みや苦しみに不快感はなく、むしろ……
僕の心は熱く燃えたぎり、気分は心地よく高揚していた。
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