このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(247文字)
実力もあれば人柄も良い……、特に問題など見受けられない主人公の聖騎士アレクサンが、本当によく分からない理由で追放されて――彼女ができる話。何を言っているのか(以下略)。 物語としては始終コミカルに、ノリもテンポもよくサクサクと進んでいくので、仮にも追放モノだと言うのに負荷なくスルスルと読めてしまいます。一体彼がこれから、どのように一皮むけて元パーティメンバーを見返すのか、これは楽しみですね(一応ちゃんとそういう話なんですよ)。 続きに期待です。待ってます。
テンプレなら役立たずとか言われる流れなのだろうが、これは違う。ええ、そんな理由ありですか、と言いたくなるような追放理由である。でも別に主人公はその通りに動くわけでもなく、すごいパーティに入るわけでもなく、結果としてはタイトルの通りなのだ。羨ましい、羨ましいだろう。ある意味これが追放した相手を一番悔しがらせることなのかもしれない。この後彼らはどうなったのか、続きも気になってしまう作品です。彼らの今後に思いを馳せるのも良いのではないでしょうか。