第3話 メフィスト賞の結果は忘れた頃に
メフィスト賞に応募したのは、文字数がオーバーしていたからという理由で出せるのがそこしかなかったから。メフィスト賞はジャンル不問、面白ければなんでもありというのも惹かれた。(受賞作にミステリーが多いことは当時知らず)
出した作品は、海外児童文学に感銘を受けて書いた作品。文体はラノベぽくないが内容はラノベぽい? 音楽家シューベルトが魔界で魔王を倒す話。
これは後にかなり後になってウェブ小説投稿サイトで苦戦する。まず、シューベルトは過去の人なので現代ファンタジーじゃないし、異世界転生するわけでもないからジャンルに困った。
まぁ、それは置いておいて。
メフィスト賞の結果は当時メフィスト誌に載った。雑誌で発表というのがあまりよく分からず、発刊されるたびに図書館に通った。当時メフィスト賞は締め切りなし。いつ発表か分からなかった。
載ってないし諦めたころ、友達が載ってると教えてくれた。慌てて本屋で買った。嬉しかった。きっと一言コメントで切り捨てられると思ったら。
巻頭座談会に載ってた。そこまでのものは書いてないと思っていたが、この小説を下手でもなんでといいから世に出したいと思っていた。
巻頭座談会の様子。
ボロカスに言われていた。いや、コメント下さっただけで歓喜したが。
文書が稚拙らしい。てにをはぐちゃぐちゃだったし。(かなり後になって分かる。当時は、文章が稚拙というのは表現力が足りないと誤解。これが、な後にずっと響く)
やる気だけ褒められる。熱意だけで座談会に行った様子。
とりあえずメフィスト賞との戦いは終わり、褒められたのはやる気だけ? と少し落ち込む。
でも、メフィストの雑誌は宝物になった。現在メフィスト誌は完全にウェブ雑誌になってるので少し悲しいかな。
それから、文章が稚拙といのを引きずり、ラノベの賞に送る方向に向かう。ただし、書きたいのはずっと海外児童文学で目にしたグロシーンや主人公に不幸が舞い降りるシーン。のちに、苦戦する。
絞った賞は電撃とスニーカーとガガガ。
理由はもちろん、グロシーンが書きたいから。
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