君がいなくなった4月1日

2日目②

"キーンコーンカーンコーン"

「はい。では授業はここまでお昼休憩にしてください。」

午前の授業が終わり昼休憩になった。

「やっと昼か。」

正直昼飯はいつもぼっち飯だからなぁ、まぁ一人の時間が楽しめていいんだけど。

「高峯さん一緒にご飯食べよ？」

「あ！私も一緒に食べたい！」

「女子はいーなー俺らも高峯さんと食べてー」

「男子は男子で食べればいいじゃん」

「みんな落ち着いてよ」

さっきの話が嘘のように高峯の周りには人が集まって人気者だ。

「ほんと信じらんないな」

気がつくと横に柿崎君が立っていた。

「うわぁ、柿崎君!?」

「なんだよでかい声出して驚かせんなよ」

「ご、ごめん急に喋るから」

「柿崎君が明宮と喋ってる」

「高峯さんと柿崎君2人ともあいつと話してる」

柿崎君が話しかけてくれるのは嬉しいけど余計目立ってるよ柿崎君!!

大人しく外で食べよう

「はいじゃあこれで今日は終わりです皆さん気をつけて帰ってください。さようなら。」

はぁなんだろう初日なのにどっと疲れてしまった。今までこんなこと無かったのに。

「明宮君今日さ一緒に、」

高峯に関わるとまためんどくさく…

「ごめん高峯さん急いでるからさよなら。」

「明宮君…」

はぁぁ急いで帰って来てしまったがあんな態度で明日からどーしようだいぶ気まづくなってしまう。