ごきげんよう、ああ、ああ、良かった、紡さん! 寝起きの一言が、紡さんらしくて、それだけに本当に無事にこちらへ戻ってくることができたんだなと感無量です。
紡さん、そしてつばきちゃんと共に駆け抜けた「あちらの世界」での時間、それを彩る思い出の品々が、こちらの世界に紡さんを繋ぎとめてくれた、それだけじゃなくて向こうの世界の紡さんとも結び付けてくれた、本当に、美しい人と人との絆を感じさせる救出劇でした。
桃子ちゃんは、あちらの世界の桃子ちゃんと入れ替わり(話をつけておいた、というのはこのことだったんですね)、つばきちゃんは、今は生身のつばきちゃんなんですよね? 百年を耐えた幽体と一緒に帰って、意識が生身に入ったのかしら?
もしもそうなら、こちらのつばきちゃんが凛として堂々たる振る舞いなのも頷けますよね、元がそうだったのに加えて百年の年の功がありますものね。
それともこのつばきちゃんも幽霊のまま? でも座って待っていて、帰ってきたんですねと問うのだからやっぱり生つばきちゃんなんだろうな。
そして、こちらの世界でも、トリオ再結成。
でも、これだけの経験の積み重ねが、彼女達の在り方を、今までとは違う形へと変えていくのでしょうね。
その意味もあっての、サブタイトルなのかしら、とも思えました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
ご機嫌よう、いらっしゃいまし。
まるで桃子たちの苦労なんて知らないように(実際そう)
平常運転の紡。やっぱり紡は紡、桃子たちが会いたかった
紡なのです。
ここまでの長い長い冒険、決して一人で成し遂げられる
ものではありません。今まで関わってきた全ての人の
おかげであり、その中にはここまでお付き合いくださった
読者の皆様も含まれているのです。ありがとうございます。
帰ってきた桃子とつばき、彼女たちが今どのような形で、
今後どのように過ごしていくのか、そんな未来への
旅立ちの『呪』として、「ありがとう、さようなら」
本作自体も「さようなら」まであと少し、
どうかお付き合いくださいませ。
辺理可付加
やり遂げましたね。
人と人の繋がりが、想いが、愛情が。
実現不可能と思える事を成し得た時、それを人は奇跡と呼びますが、それは決して一人では起こり得ないのです。
御作品のように、様々な人達の愛情があってこそ。
本当に言葉に出来ない位の素晴らしい作品でした。残すはエピローグですね。
寂しい気持ちはありますが、『ありがとう、さようなら』と、最後まで笑って彼女達の最終話を見届けたいと思います。
断言しよう!この先品は私の中に残り続ける傑作であると!!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
やり遂げました。この時のために会った全てが重なって。
はい。おっしゃる通り今までの登場人物から
お付き合いくださいました読者の皆様全員の愛情が
あったからこそ、こうして奇跡のような瞬間が
出来上がりました。
残るエピローグも満足いただけますよう、なかとさんの
記憶にいい意味で残り続ける、その価値がある作品と
なるよう頑張りますので、
どうか最後まで、よろしくお願いいたします。
辺理可付加
花束を海に投げるようにぬーちゃんの服を乗せるくだりが良かったです。本当に終わりというか、一番特別なエピソードって感じで。そしてすごく気の抜けた紡さんの台詞がまたこの作品らしいというか。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
美しさと想いの深さが重なるような弔いですよね。
花束を投げるというのは。
そして、終わりゆく本作を弔う意味でも。
辺理可付加