はやてと勘解由の強い想いを知っているからこそ、私も二人がやっと夫婦になれることが嬉しかったですし、打首になってしまってとても悲しく、切なかったです。
桃子ちゃんの「あんな壮大な他人の前世見た」の言葉どおり、どっかりと胸に残る大ボリュームな前世でした。時代劇のひと言で終わらせられない、人のドラマを感じました。
風車や辞世の句、最後の止まった描写と、とても象徴的で、美しかったです。扱われ方だけでなく、構成的?にも美しかったです。
桃子ちゃんの頭にわき上がってきた知らない思い出も気になります。
前世で縁が深かったとしたら、それはどんな感じだったんでしょうね。今の関係性に影響を及ぼしてるのかなぁというのも気になります。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
一人の生涯をかい摘んでのお話でしたが、
大ボリュームとして受け取っていただけたなら
幸いです。軽いノリが多い本作で、結構どっしり
手間暇もかかったエピソードでした。
それだけに、時代劇というよりは人と人との
愛情の物語であること、風車を選んだ意味やテーマ、
心血注いだ演出を汲み取っていただけたことは、
私としましても報われる思いです。
支払い額に頭が痛いのか、何かが脳内で横切った桃子。
割とバックボーンが不透明な彼女たちには、
今までどんなことがあったのでしょうね。
辺理可付加
桃子ちゃん...ほんとに前世で大暴れしちゃったんですかね。どこの時間でもあの二人は変わらなそうなところありますね(笑)
つばきちゃんは、逆に来世どうなるんだろうと考えちゃいますね。
案外遠い過去でも、来世でも2人の近くにいたのかなあと思うと尊いです。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
前世の課題を今世でクリアする、という考え方も
あるそうですが、この二人がそんな殊勝な考えを
しているとは思えないので、いつもあんな感じでしょう。
幽霊であろうと永遠はない、とすれば彼女もいつかは
輪廻の輪に帰っていくことになると思います。
そしたら何週ぶりかにあの二人へ会いにいくのでしょう。
やだ、尊い……。
追伸:桃子の前世なんて、江戸を火の海にしていてもおかしくはない感ありますね。
辺理可付加
ごきげんよう、第二十話の完結、おめでとうございます。
今日まで楽しく拝読させて頂きまして、本当にありがとうございました、そしてお疲れさまでした。
そうですか、武くんと姫子ちゃんは何も覚えていないんですね。
覚えていないほうが幸せなんでしょうね、彼と彼女は、この世で初めて結ばれた縁と思って、何にも囚われることなく、仲良く、幸せに過ごしてほしいと思います。
結局、紡さんのお力を借りなければならないような「呪」ではなく、前世で姫子ちゃん=はやてさんがとうとう添い遂げることのできなかった勘解由さん、命を張って守ってくれた彼を、生まれ変わり再び出会えた時には、自分が守り通さなければという自分が自分にかけた「呪」=「願い」だったということなんですね。
凶暴さは、武くんがもっと強くなって、姫子ちゃんも年齢を重ねれば、自然と収まるところへ収まるのかもしれませんね。
可愛い桃子ちゃんは、大人しく紡さんへの支払いをするべく、ちゃっちゃと勤務にもどればいいと思いますが、「思いは時空を越える」と聞いて彼女が覚えた頭痛、あれは何だったのかしら?
最後のつばきちゃんのセリフにあるように、遠い前世で、紡さんと桃子ちゃんは、なんらかの縁があり、それがその時代では結ばれずに「想いが時空を超えて」この世でスラップスティックを繰り広げている、ということだとしたら……。
次以降のエピソードで語られるのかどうかは判りませんが、もしもそうなら、素敵だな、紡さんはそれを知っていて、これからどうするのかしら、と想像が膨らみますね。
次のお話も、楽しみにお待ちしていますね。
ありがとうございました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
ご機嫌よう、いらっしゃいまし。
第二十話完結をお祝い下さり、誠にありがとうございます。
そしてこちらこそ長い話にお付き合い下さりまして、
深謝申し上げます。本当、疲れました……。
時空を越え、『呪』などという括りを超えたはやての、
姫子の切なる思いでした。姫子も武もまだ幼いので
よく分かっていませんが、いつか彼がその思いを
受け止められるほど大人になれば丸く収まるでしょう。
まぁ多分、支払額が多過ぎて頭痛がしたんだと思いますよ。
来世まで続くような支払いが待っているのです。
次回もお楽しみ頂けるよう、精進させていただきます。
水棲虫。
編集済
美しく切ない、ロマンティックな輪廻転生物語でした。乱暴者いうてもいじめる側に問題があるし、むしろそっちを教育して欲しいもんですねえ(チクチク言葉)。そしたら紡さんとか桃子ちゃんが頭悩ます必要もないし。
紡さんと桃子ちゃんは前世でも仲良しだったのかな?(つばきちゃんはそもそも転生してねーや成仏せんのか案件だった)。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
本作には似合わないロマンティックですね。
ちくちく言葉だとしても、それが正論です。
でもやっぱり、それは紡がどうすることではなく。
前世とか、忘れてる以前からの縁とか。
そういうものがあったりするのかもしれませんね。
辺理可付加