もう、別作品の一大巨編大河ドラマを観ている様です。しかし、桃子の声が、「あっ、『食と怪異と陰陽師』だった!」と、気付かせてくれます(笑)
『ぬ』ちゃんの時もそうでしたが、誰も間違っていないのに起こる悲劇って、胸に来るものがありますね。それを描ける水棲虫。さんの筆力には脱帽です。
本当に素晴らしい作品を楽しませて頂き感謝!!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
お褒めに与り光栄です。まぁ、別で書こうかと思っていた
構想を持って来たので、別作品っぽくなっております。
作者自身これが何だったか忘れかけて気付けの
桃子パンチを入れております。危ない危ない。
理不尽というものは、あってはならないのですが世の中には
あってしまう、自分が見舞われたくはないけれど物語には
美しい、アマチュアの癖して人間と物書きの業を
感じてしまいます。
こちらこそ読んで頂けるだけでなく喜んで頂けて、
深謝申し上げます。
水棲虫。
ごきげんよう、これは残酷な結末……。
勘解由さんが、大城家を、というよりはやてさんを庇ったことが手に取るように判るだけに、一層辛さが募ります。そしてきっとはやてさん自身はもっと悲しく辛いでしょう。自分の兄が仕出かしたことで、愛する未来の旦那様が、斬首。
切腹ですらない、斬首で永遠の別れとなるなんて。
誰を憎めばよいのか、丸ちゃんが元凶と言えど、殿様に訴え出たとしても、大城家全員が斬首、父母やお兄様、そして自分も、自分だけならどうなっても、とはやてさんなら言い出しそうですが、一族郎党となると。
命を賭して、はやてさん達を守ってくれた勘解由さんですが、これは未練なんてものではない、悔やんでも悔やみきれない痛恨事ですよね。
残された勘解由さんの風車が哀しいです。
これが遺品、はやてさんの悲しみと絶望と果てしない後悔とがぎゅっと詰まった風車が……。
でも軟禁された後のはやてさんの行く末が、心配です。嫌な予感が……。
今回はも可愛い桃子ちゃんも言葉もなく呆然と事の成り行きを見守るしかなかった様子、そんな中でも1回だけでも「なんと」をブレイクさせたのは流石、大城さんもバックアップ、ご苦労様でした。
ひょっとして武くんをいじめていた男の子に嚙みついたって、お兄さんの生まれ変わりだから?
作者からの返信
コメントありがとうございます。
ご機嫌よう、いらっしゃいまし。
自己犠牲が最も尊い愛、とは申しませんが、事極まると
最後に差し出せる愛は命一つなのかも知れません。
そしてそれを受け取らなければならない側も
当然平気なわけはありません。
宿命、宿命としか言いようの無い運命の悪戯の下、
出来うる限りもがいた勘解由、おだ様が気付かれた通り
武士の尊厳すら奪われての死を宣告されましたが、
彼はこれでよかったのか、はやてはこれでいいのか……。
彼らの行く末までもう少しです。
本作の「なんと」ノルマ(そんなものは無い)、今回は
大城が代打してくれましたが、現代に帰ったら桃子
また一人で頑張らないと。
水棲虫。
ああ……辛いなあ。身内を守るため、女子供まで手にかけた罰も当たったのかなとか思っちゃう。傍観者の桃子ちゃんも逃げられないのが、過去の人物達の状況も表してますよねえ。
「……いい婿殿を見付けてやるまで、私の墓には来るなよ」
うう……勘解由様切ない。最後までキザなんだからもう。
今回は桃子ちゃんが顔ごと押さえつけられてるからしんみりできるな(しかし既に頭に桃子ちゃんの挙動が植え付けられてしまっている。重症)
作者からの返信
コメントありがとうございます。
勘解由も必死に、守るためにやったとはいえ罪は罪。
誰も罪からは逃れられない。
キザな言葉も、精いっぱいの強がりでしょうか。
作者もようやく桃子を黙らせることを
覚えたようですが、手遅れだったようだ。
辺理可付加