想いがぶつかり合う時は痛いですね。
たとえそれが優しい想いであっても。
せめてぶつかるときは少しだけ赤くなって済むように、冷たい鎧は取り去らないとですね。
三人三様の気持ちが分かるだけに胸が締め付けられます。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
おっしゃる通り、お互い相手に対して意地悪を
言っているのではなく、真心と愛情の方向性が合わずに
対立しているだけです。
ただ、それをうまく伝えられなくて鎧のままぶつかって
しまう不器用な人間でした。どれだけスキルやバイタルが
あろうと、根っこはせいぜい20代そこそこ同士。
百年童女のつばきですらうまく纏められない問題を綺麗に
擦り合わせるだけのものは持っていないのです。
そんなエピソードでした。
辺理可付加
うあぁぁ~今回は、なんて辛い展開なんだ……。(ノД`)・゜・。
シリアスで胸が痛くなってしまう。確かに今までが可愛らしい「ぬー」
でしたが、人を食らう妖怪なら致し方ない。でも、情が湧いているから
桃子も辛いのは分かります。どう落としどころを付けるのか……。
つばきの様に愛されキャラとして残して欲しいけど……。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
肌で感じてはおられたと思うのですが、
その通りの展開が訪れてしまいました。
桃子と紡の衝突、情と理性、大人と子供の衝突であり、
子供を見守る大人と大人に愛される子供の衝突でもあります。
この両者の思いが迎える結末は。
一応つばきをマスコットにしたり箒をルンバにして
生き残らせるような作者ではありますが、果たして?
水棲虫。
別れはつらいだろうと思ったけれど、こんな展開になるとは思ってませんでした…
確かに今は可愛らしい素直でいい子だけれど、ひったくりに対するリアクションにすでに片鱗は見えているのですよね。
紡さんの激しい言葉も、桃子ちゃんへの心配からの牽制と、事情を分かりながらも危害を加えず森に放置する処置を選んだ相反する感情も、なんとももどかしいものです。
つばきちゃんが間に入って二人の感情を結んでくれて良かったです。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
あまりにも急で、しかもキツめな展開になりました。
子供の猛獣をペットにする時の論争と
似たような話ですが、実際避けては通れない部分です。
桃子はどうしても能天気な部分があるので
キツい言葉で言い含めないと説得出来ない、という
紡の見立ても間違っちゃいないのですが、今回はそれが
空回っていると言わざるを得ません。
二人とも冷静でない状況で、唯一落ち着いていた
つばきのファインプレーです。
追伸:見た目は幼くても、過ごした時間の分だけつばきが一番大人なのかも知れません。
水棲虫。
ごきげんよう、可愛い桃子ちゃん、憑かれていたのではなくて、心の底から可愛がっていたんですね。
思い出を積み重ねて、互いに心を通わせて。
切なくて、辛くて、哀しいでしょうね。
でも正体が判明したからには、同じように桃子ちゃんと心を通わせて思い出を積み重ねてきた、紡さんもつばきちゃんも、このままにはしておけないのも当然ですし、つばきちゃんが言うように、せめて調伏しないことが桃子ちゃんへの思い遣りなのでしょう。
宿木を伐採されたことで未完成の姿で現れたことが、桃子ちゃんとぬーちゃんにとっての悲劇だったのは、犠牲になるかもしれない一般人の人々には幸いでしたが、皮肉なことですね。
ぬーちゃんは、宿木がなくなった今、釣瓶落しとして完成するのでしょうか。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
ご機嫌よう、いらっしゃいまし。
ただただ愛情が育まれた日々なのでした。
それが抗えない運命で引き裂かれる悲しみ。
エピソード全体のタイトルにもありますが、
人間に生まれた桃子、妖怪に生まれたぬー、
そして人間に生まれた紡。
食い違いすれ違い引き合いながら、どう縺れていくのか。
それぞれがどう行動し、どのような結末を迎えるのか。
見守っていただけたらな、と思います。
水棲虫。
これは、キツイなぁ。
胸の奥がグッと締め付けられる様に。
本当に、市販の小説でもここまで感情を揺すぶられる事は少ないので、既にこの作品は私の中で名作に位置付けられています。
凄い作品を描かれますね。只々、コメディではなく人間模様や関係、友情や愛情が根底にしっかりと根付いているからこそ、これ程の物語が出来るのでしょうね。
お陰でいつも楽しませて頂いていますよ!
有難う御座います!!
…ああ、この先どうなっちまうんだ?!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
なかとさんが感受性豊かな心で本作を
愛して下さるからこそのことです。勿体無いことです。
実は紡も桃子もつばきも、私がネットに小説を
書く前からの、付き合いの長い娘達です。
それゆえの動きというものはあるのかも知れません。
こんなに褒めていただいて、光栄なことでございます。
私の方こそ楽しんでいただけることが喜びです。
これからもそう言っていただけるよう精進致します。
この話、ここからが(心理的に)長いのです。
水棲虫。
思った以上に重い展開だった……(リアルに泣いている)今回の紡さんは過去最高に手厳しいですが、ぬーちゃんも桃子ちゃんも彼女なりに想ってるのが挙動やセリフから伝わるのでただ悲しい。
わかりやすい正義ではないから、問題を放置したり深入りはしないこともあるけど、かと言って情がないわけではない紡さんの人柄好きです。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
今になると、なんでこんな酷い話書くんだべさ(他人事)
とか私本人も思わなくもないですが、当時はとにかく
『誰が悪いわけでもない』
『みんな相手のことを大切に思って言っている』
ことは伝わるようにと、苦心した記憶が。
ドライだったり畜生だったりしますが、それだけ
人間くさい性格をしているんですよね、紡さん。
普段『呪』がどうとか異次元な言動してる彼女の、
唐突で悲しい人間の証明でした。
辺理可付加