学校では不思議なことが起こるものです。不思議なことなんてないのだよと、言いそうな葵探偵。音楽室で踊る骨格模型の謎に挑みます。昼ドラ的、いや火サス的な解決が待っていました。火サスを知っているとは、やるな。
麻木香豆さんの作品は、とにかく読みやすい!一気に読める作品が多いです。今回の作品は短編なので、アッという間に読み終えられます。葵と希菜子の掛け合いは、学生生活の中でのあるあるな言葉たちなので、読みながら情景が浮かんできます。読み終えた時、「スッキリしたぁ~」という感想が真っ先に浮かんでくる作品です。
ホームズにはワトソン。コナン君には蘭。ミステリーにはバディがつきものです。この物語は麗しの女子高生たち。葵と希菜子の掛け合いは読んでいて楽しいです。ラストはミステリーらしいしかけが。ぜひ読んで確かめてほしいですね。