第8話 4人の魔法使いの威力

僕は海底で沈んだままの肉親の事が頭から離れない。

仕事は順調だけど家へ帰ればやはり漁船と一緒に海底に沈んだままの

肉親の事が頭から離れない。


それでも僕は何事もないかのように普通に生活して巴瑞季と美織・

息子の大地と娘の空にも笑顔を見せてる。

大海原クイーンズのメンバーの中に魔法使いが3人いる。


木ノ葉さんと巴瑞季と真央さん。

特に木ノ葉さんは大魔法使いなのでハイレベルな魔法を使える。


巴瑞季「ねえあなた、私は魔法使いだという事知ってるよね。」

僕「もちろんさ。僕は今でも巴瑞季の事を尊敬できる魔法使いだと思うぞ。」

美織「じゃあ私の事どう思ってるの?」


僕「美織の事は尊敬する情報屋だと思うぞ。」

巴瑞季「木ノ葉さんから聞いた話だけど10年前からあなたの実の両親が漁船と一緒に海底に沈んでるみたいね。」


僕「あー、そうなんだよ。僕の両親は猟師で魔の海域で漁をしてたんだ。」

巴瑞季「木ノ葉さんはこう言ってた。あなたの両親を見つけて連れて帰るとね。」

僕「木ノ葉さんが!まさか木ノ葉さんは魔の海域へ行くつもりなのか。」


美織「木ノ葉さんは大きなクルーザーを所有してるの。私と巴瑞季も乗った事ある。

すっごく大きいからね。」

僕「えええええ、それ初耳だぞ。」


木ノ葉「今まで黙っててごめんね西尾さん。」

僕「木ノ葉さん、学君も来てたか。」

巴瑞季「学さんも大きなクルーザー持ってるのでしょう。」


学「そうだよ。木ノ葉から西尾社長の両親が漁船と一緒に海底に沈んでる話を

聞いて居ても立っても居られなかったんだ。

西尾社長の両親は必ず探して見せる。」


巴瑞季「私も手伝う。」

僕「巴瑞季も行くのか。僕も同行するよ。」

木ノ葉「魔の海域へ行くけど大魔法使いの私と学と一緒なら大丈夫だよ。」


翌日僕はは会社を休んで巴瑞季と木ノ葉さんと学君と一緒に魔の海域へ。

港から魔の海域までは学君のクルーザーで。


僕「この辺が魔の海域だよな。全くクルーザーが揺れてないけど。」

巴瑞季「このクルーザーは魔法界から来たクルーザーよ。」

学「このクルーザーはどんな大波が来ても揺れない構造なんだ。」


木ノ葉「この辺が怪しいね。」

学「西尾社長、あれが西尾社長の両親が乗ってた漁船じゃないですか?」

僕「あれだ。あれが僕の両親が乗ってた漁船だ。」


学「このクルーザーはどんなに大きな船でも引き上げる事ができるんだよ。

引き揚げ開始。」

僕「このクルーザー凄すぎだ。」


学君のクルーザーは僕の両親が乗ってた漁船の引き上げに成功。

港へ移動させた後僕は漁船の中に肉親がいないか調べた。

漁船が肉親と共に沈んだのは10年前。果たして。


僕「操縦席に座ってるのは何だ?」

木ノ葉「あれが西尾さんの両親だよ。」


僕は操縦席へ向かって肉親だと確認できた。

沈んで10年経過してたため完全に白骨してた。


学「10年経ってるのに骨だけがきれいな状態なのは奇跡かな?」

僕「おやじ、おふくろ、お帰り。10年間見つける事ができなかってごめんな。」

巴瑞季「あなたの両親が陸に帰れてよかったわ。」


2日後西尾家で僕の両親の葬儀が行われた。

お墓は西尾家の敷地内に作る。

これで僕の肉親は成仏できるだろう。


僕「巴瑞季、木ノ葉さん、学君本当にありがとう。」

学「お安い事ですよ社長さん。」

木ノ葉「私達大魔法使いだから。」


今回僕が肉親のお墓立てた場所元々古いお墓があったらしい。

古いお墓は西尾家が越してくる5年前に撤去された。


僕「この場所はお墓を建てるのに適してたな。」

美織「立派なお墓ができたじゃない。」

巴瑞季「あなたがしっかりしてるからこそ

立派なお墓を作る事ができたんじゃない。」


僕は何時も以上に職の成績を上げた。

社長だからと言って怠けていいわけではない。

社長だからこそしっかり働くのだ。


入野「社長、おはようございます。お客様がお見えです。」

僕「誰だ?おっ君は。」


今日わが社に来たお客は何と妃花さん。


妃花「西尾さんお久しぶり。巴瑞季さんと美織さん元気にしてる?」

僕「凄く元気すぎるよ。ところで何しに来たんだい?」

妃花「大海原クイーンズのメンバーの中にもう1人魔法使いが増えたみたいね。」


入野「東 真央さんですかね?。」

僕「そのとうりだよ。東さんがどうしたんだ?」

妃花「その子ね。魔法界で問題を起こして魔法界を追放させられたの。

人間界でも問題起こさなければいいけど。」


僕「妃花さん、それは確かだな。」

妃花「うん確かだよ。」

入野「魔法界で問題を起こして魔法界を追放されたとなれば

今後は厳しいですかね。」


僕は東さんと接触して東さんから事情を聴いた。

東さんは魔法界で問題を起して魔法界から追放された事を認めた。

東さんは魔法界で何をやらかしたのか。


僕「木ノ葉さん!」

木ノ葉「東さんの事妃花さんから聞いたでしょう。」

僕「いけなかったか?」


木ノ葉「隠すのもよくないから打明けようと思ってたところ。」

僕「木ノ葉さんも知ってたら一言言ってほしかった。」

木ノ葉「隠すつもりはなかったから。」


家へ帰ると大地と空がお出迎え。


大地「パパおかえり。」

空「今日も仕事忙しかった?」

僕「今日も仕事忙しかったぞ。」


大地「パパ、ママも忙しいの。」

僕「ママはパパよりも忙しいよ。」

巴瑞季「ただいま。」


僕「お帰り巴瑞季と美織。今日のロケどうだった?」

美織「ロケは問題なかったけど、東さんが大海原クイーンズから脱退するみたい。」


巴瑞季「東さん本人は魔法界で問題を起こして魔法界を追放された自分がいる事で

大海原クイーンズの長年の信頼を傷つける事を懸念して今日付けでをもって身を引くみたい。東さんは本当に残念だったわ。」


僕「東さんは本当は大海原クイーンズを続けたかっただろな。」

美織「東さんはきっと帰ってくるよ。」

巴瑞季「だといいけど。」


東 真央さんが突然大海原クイーンズから脱退するとは夢にも思わなかった。


僕「妃花さん!」

妃花「東 真央さんが大海原クイーンズから脱退したみたいね。」

僕「いやーいきなり辞めるとは思わなかったよ。」


巴瑞季「東さんに何事もなければいいけど。」

美織「だよね。」

木ノ葉「そこの2人、東 真央さんは脱退したのではなく長期休暇だよ。」


巴瑞季「えっ、そうだったの。」

美織「長期休暇だったのね。」

僕「なんだー、脱退は嘘だったのか。」


木ノ葉「東さんは確かに一度大海原クイーンズから脱退したいと言った。

でも人間界では人気者だから長期休暇でどうって本人に伝えたわ。」

美織「木ノ葉さんが東さんに伝えたのだったら大丈夫じゃん。」


僕は木ノ葉さんの一言を聞いて一安心。

東さんが大海原クイーンズに復帰する事を願う。

巴瑞季と美織は僕と一緒に土日にセオダ公園のパトロール。

この日夢の果て橋に通じる道に東さんが履いてたと思われる靴が。


巴瑞季「これ、東さんが履いてた靴じゃない。」

美織「東さんが履いてた靴によく似てる。」

僕「まさか。」


木ノ葉「その靴よく似てるけど東さんの靴ではないよ。」

巴瑞季「なんだ。あまりにも東さんの靴にそっくりだからびっくりした。」

木ノ葉「この靴の所有者は3日前に夢の果て橋に行ってるね。」


美織「この靴の所有者はどんな子かな?」

木ノ葉「アイドルを目指してた14歳の女の子。オーディションに受からなかったし

親からも反対されてたみたいね。」


僕「14歳かちょうど反抗期じゃないか。」

巴瑞季「アイドルを目指してた女の子無事かな?」

美織「その辺が心配だけど。」


学「問題の女の子は僕が保護したよ。後もう少しで命を絶つところだったけどな。」

木ノ葉「流石学君、凄く勇敢なところが素敵。」

学「偶々さ。」


東さんは家で何してるのか?

家族によると自分なりに動画投稿してるらしい。

僕は株式会社 登也の社長になってからも出世しまくってる。


巴瑞季と美織の魔力はどこまで凄いのか。

木ノ葉さんと学君はもっとすごいけど。


直継「おはようございます社長。」

僕「おはよう八多喜君愛生さんと燐さんとの付き合いも順調なようだね。」

直継「2人とも凄く懐っこいので。」


愛生「直継さん独立の準備順調みたいね。」

直継「凄く順調だよ。それと東さんが長期休暇してるみたいね。」

燐「東さんは本当はやめるつもりだったらしいけど、

坂之上先輩の説得もあって長期休暇という事になったの。」


美七穂「東さんは魔法界から追放されたんでしょう。」

小豆「でも人間界で凄く人気だから問題なかったはずよね。」

咲「真央さんは魔法界で何したんだろう。」


木ノ葉「東さんは魔法界で魔法界にいる友達を無断で人間界へ連れて行ったり、

人間界の親しい友達に機密情報を漏らしたの。」

僕「それでか。」


利己「機密情報を漏らしたんじゃあ、追放になるのも仕方ないのか。」

桃子「東さんはなぜ魔法界の機密情報を友達に漏らしたんだろね。」

愛美「魔法界の魅力を伝えたかったのかな?」


本江「東さんはいつ帰ってくるのかな?」

愛美「東さんのダンスも歌も凄く良かったのに残念だわ。」

萌花「真苗さんと瀬里奈さんも魔法界出身でしょう。」


真苗「そうだけど、東さんは魔法界にも人間界にも友達がたくさんいたからね。」

瀬里奈「東さんが大海原クイーンズをやめたら致命的になりそうね。」

のんのん「東さん竜介大王様を怒らせたからね。」


玉子「真央さん帰ってくるよね。」

元子「絶対に帰ってくる。」

明「真央さんは大海原クイーンズで凄く活躍してたからね。」


富子「あそこにいるのは真央さん。」

音子「本当だ真央さんあんなところで何してるのかな?」

咲「真央さーん、私達と仕事しようよ。」


優香「あれ、真央さんたくさん友達連れてどこかへ行ってる。」

晴香「真央さんは大海原クイーンズを裏切ったのかな?」

小梅「晴香さんまさかだよ。真央さんは素直な女の子だし。」


木ノ葉「東さんは大海原クイーンズへ帰る気0みたいね。」

巴瑞季「友達がいっぱいいるから今後は友達とアイドル活動するのかな?」

美織「真央さんやっぱり大海原クイーンズを辞めたんだ。」


美七穂「真央さんはやっぱりやめるつもりだったんだね。」

小豆「期待外れになりそうだわ。」

本江「メンバーのみんなは帰ってくる事を信じてるのに。」


真央さんは大海原クイーンズに帰らないつもりなのかそれとも復帰するのか。

それと真央さんの友達はどんな友達なのか?

木ノ葉さんは真央さんと接触を試みたが何故か拒まれる。


僕「木ノ葉さん、真央さんは凄く疲れてるのではないか?」

木ノ葉「真央さん精神的に不安定かも。」

僕「しばらくそっとしておいた方がいいと思うよ。」


巴瑞季「真央さん私達を避けてるね。」

美織「友達と楽しく過ごしてるからいいんじゃない。」

木ノ葉「真央さんの友達はどんな友達か気になるけど。」


巴瑞季「真央さんの友達ひょっとしたらハイテクな魔法使いじゃない。」

木ノ葉「巴瑞季さんよく言ってくれたわ。その可能性があるわ。」


家へ帰ると


大地「パパおかえり。今日ね真央姉ちゃんに出会ったよ。」

僕「そうか、本当か!」

空「私も真央姉ちゃんに出会ったよ。

真央姉ちゃん大海原クイーンズへしばらく帰らないと言ってたよ。」


巴瑞季「空、確かに聞いたのね。」

美織「心の整理してるのかな真央さんは。」

学「東 真央さんの事だけど両親が亮介大王様と酷くもめた事で追放になったらしい。後で分かった事だけど真央さんは機密情報漏らしてない事が分かった。」


僕「な、なんだってー!」

木ノ葉「あー、私は終わったー。罪のない真央さんを悪者にしてしまったー。」

巴瑞季「木ノ葉さんどういうことなのか説明して。」


美織「真央さんの両親が悪いんじゃない。」

僕「真央さんの両親は亮介大王様と何故もめたんだ。」

亮介「わしがいけなかった。あの時わしは東 真央の両親とな酷く争った。

わしが娘の事を信じすぎたのがいかなかった。」


学「凜乃さんだよ。凜乃さんが真央さんに関するでたらめな情報を流した結果

亮介大王と真央さんの両親が酷くもめたんだ。」

僕「凜乃さんって。」


木ノ葉「魔法界で評判が悪い亮介大王様の娘よ。」

亮介「という事だ。凜乃に関しては絶対に出られない監獄に閉じ込めた。」

巴瑞季「本当に気まずくなったわ。」


美織「真央さんが帰ってこなかったらどうする?」

巴瑞季「これだけは言いたくないけど・・。」

木ノ葉「私が責任取るわ。」


真央さんは一見親しい友達と楽しく過ごしてるように見えるが内面はどうだろう。

夜真央さんが西尾家へ


巴瑞季「あら、真央さん夜遅くに何しに来たの?」

真央「今日はけじめを付けに来ました。

私はもう一度大海原クイーンズのメンバーとして活動します。」


美織「真央さん大海原クイーンズに復帰するのね。」

巴瑞季「待ってたよその一言をね。」

木ノ葉「お帰り真央さん。真央さんが帰ってきてくれて本当によかった。」


真央「今まで本当にすみませんでした。来週から復帰します。」

巴瑞季「来週から頼むよ。」


翌週真央さんは大海原クイーンズに復帰。

メンバー全員真央さんが帰ってくるのを楽しみに待ってた。

大海原クイーンズに復帰した真央さんは再び大活躍。


木ノ葉「真央さんが帰ってきたから大海原クイーンズは人気上昇したわ。」

真央「木ノ葉さんがリーダーとして頑張ってるからじゃないですか。」

小豆「真央さんは魔法界では大波乱だったけど人間界では幸せみたいね。」


愛美「真央さんさっきから何してるの?」

真央「夢の果て橋の設計。」

利己「夢の果て橋の設計してるの。」


本江「夢の果て橋は自殺者が絶えない橋でしょう。」

真苗「真央さんもしかしてだけど夢の果て橋へ行ったの?」

真央「行ったわよ。結構老朽化が目立って架け替える必要があるね。」


木ノ葉「1人でするつもり?」

真央「正直誰か手伝ってくれたら助かるけど。」

巴瑞季「私が手伝うわ。」


利己「私も手伝うわ。」

美織「私にも手伝わせて。」

木ノ葉「私も夢の果て橋架け替えに参加するわ。」


という事で真央さん・巴瑞季・美織・利己さん・木ノ葉さんと僕は夢の果て橋架け替えを実行。真央さん・巴瑞季・木ノ葉さんの魔法によって3時間で完了。

僕は一瞬だったので夢でも見てるのかと思った。

架け替えたばかりの夢の果て橋を渡ってみたが凄く頑丈。


完成した新しい夢の果て橋は特殊な鉄製トンネル式で骨組み部分は重鉄骨踏板は木目調の鉄製パネル、幅は10メートル、橋の長さは2キロメートル。

橋の下には幅30メートルの強力な網が。


僕「真央さんが設計した夢の果て橋はトンネル式だからこれなら流石にこの橋から飛び降りる人間はいなくなるだろな。」

巴瑞季「橋の周りにも高さ3メートルの頑丈なフェンスを設置してるから。」


美織「このフェンス景色を損ねないよう魔法のガラスで作ったらしいよ。」

僕「これ?どう見ても・・。本当だ。」

木ノ葉「でしょう。私が作ったよ。」


学「木ノ葉は魔法界でも発明家だったから。」

僕「学君も来てたか。」

利己「木ノ葉さんの魔法何所まで凄いの?」


美織「利己さん木ノ葉さんは魔法を有効に使ってるのよ。」

利己「そうみたいね。学さんも来てたのね。」

僕「巴瑞季も魔法使いだよな。」


巴瑞季「そうだけど。」

美織「巴瑞季、巴瑞季の魔法は人を抑制させる事じゃない。」

巴瑞季「そう思う?」


美織「だって巴瑞季がいるだけでみんなが笑顔になるじゃない。」

僕「僕もそう思うよ。」

巴瑞季「ありがとう。」


巴瑞季の魔法は学君と木ノ葉さんの魔法よりは衰えるが人間界では凄く優れてる。

巴瑞季の魔法は人を笑顔にする事・人を出世させる事・人に富をもたらす事。

美織は情報屋で常に新しい情報を持って来る。


美織「あなた今日は仕事順調だったでしょう。私からの情報役だった?」

僕「いやいや、美織の情報は本当に優れてるな。」

巴瑞季「美織の情報収集力半端ないからね。」


僕「美織ブティックの方は順調か?」

美織「凄く順調だよ。あれ真央さんが来たよ。」

真央「彼岸花先輩、彼岸花先輩のブティックで服買いましたよ。」


美織「その服凄く似合うじゃない。結構いい値段したでしょう。」

真央「3万円でしたね。」

巴瑞季「美織のブティックで売られてる物は頑丈で長持ちするから実は私が今着てる服も去年美織のブティックで買った物よ。」


真央「すごく鮮やかな服ですね。」

巴瑞季「でしょう。」

僕「美織のブティックは男物はあるのか?」


美織「あるよ。あんたも私のブティックで買い物してよ。」

僕「美織僕も本当は行きたかったんだ。でもスケジュールの関係でなかなか行けなかったんだ。」


美織「明日休みでしょう。」

僕「明日行くか。」

巴瑞季「あなたも時には息抜きしないとね。」


休日僕は美織と巴瑞季と一緒に美織が運営するブティックへ。

美織が運営するブティックには確かに男物も豊富に取り揃えてた。


僕「うわー、こんなに種類があったのか。これいいな。」

美織「あんた、これどう?」

僕「それどこにあった?」


巴瑞季「この服いいんじゃない。」

美織「この服あなたに似合うんじゃないかと思ってお取り置きしておいたの。」

僕「お取り置きもしてくれるのか。便利だな。」


僕は美織が取り置きした服がとても似合ってたので迷わず買った。


大地「パパその服似合ってるよ。」

僕「本当かい。」

空「パパその服着たらもっとかっこいいよ。」


僕「2人ともありがとう。」

美織「取り置きしたかいがあったわ。」

巴瑞季「私の分も取り置きしてくれてありがとう美織。」


美織「巴瑞季結構似合ってるじゃない。」

大地「巴瑞季ママも凄くかわいくなったね。」

巴瑞季「大地ありがとう。」


空「お姫様みたい。」

巴瑞季「空もありがとう。」

僕「美織のブティック結構繁盛してるじゃないか。」


美織「まあね、私は将来ブティックアイドルショップを始めようと思ってるの。」

僕「なら僕がブティックアイドルショップの運営費出そう。」

美織「あんたはやはり頼れるね。」


巴瑞季「ブティックアイドルショップか。いいアイデアじゃない。」

僕「ブティックアイドルショップは何所でするの?」

美織「まだ決まってないけど。」


僕「僕の会社のビルの敷地に空きテナントがあるんだ。美織がもう1店舗出すかなと思って作っておいたんだ。」

巴瑞季「あなたは準備が速いね。」


僕「凄く立地がいいからすぐ繁盛すると思うよ。」

美織「案内してくれる?」

僕「もちろん。」


翌日、僕は立地がいい空きテナントへ美織を案内。

美織は凄く気に入ったので明け渡した。

賃貸料は不要。


美織「凄く大きいテナントだけど賃貸料は?」

僕「要らないよ。磯谷理事長もこういってたよ。大海原クイーンズのおかげで会社が繁盛してる。大海原クイーンズにはしっかりお礼をし続けなければならないとね。」


美織「磯谷理事長の一言凄く感動する。」

僕「だよな、大海原クイーンズのためならこれくらいお安い事だよ。」

巴瑞季「この大きさならいっぱい商品が並べられるじゃない。」


僕「巴瑞季も気に入ったのか?」

巴瑞季「私は店舗運営はしないよ。」

美織「巴瑞季も何でもいいからお店したら。」


巴瑞季「私は魔法以外ほとんど何もできないよ。」

僕「巴瑞季は画家だろう。絵を描いて売ればいいじゃないか。」

巴瑞季「確かにね。でも商品になるかな?」


美織「巴瑞季もやってみようよ。」

木ノ葉「美織さん、もう1店舗経営するのね。」

美七穂「巴瑞季さんもお店開いたらいいのに。」


木ノ葉「巴瑞季さんの描いた絵は直ぐ売れるね。」

巴瑞季「木ノ葉さんもそう思う?」

利己「巴瑞季さんの絵は凄く繊細だもの。」


真央「私は戸町先輩の描いた絵を買いたいです。」

真苗「巴瑞季さん私も買うよ。」

巴瑞季「嬉しい。買い手がいるのは凄く嬉しい。」


結局巴瑞季も店舗を経営する事に。

場所は敷地内の美織が運営するブティックアイドルショップの前。

巴瑞季の絵画ショップも繁盛する事に違いない。


大海原クイーンズの活動は今は落ち着いて土日休めるようになった。

美織は元々副収入があった。

巴瑞季も副収入を得る事ができて一安心した僕。


木ノ葉「西尾さん2人とも副収入を得てるから経済面で凄く楽になったんじゃない。私は魔法界で副収入得てるから。」

僕「そうだったの。」


瀬里奈「美織さんは普段から忙しいけど大丈夫かな?」

僕「今のところは大丈夫だよ。」
















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僕に恋したアイドルは魔法使い コメディアンホラー西山 @3502

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