編集済
人の罪は、秩序から逆算されて法が規定するもの、のはず。
他の生物が同種を殺さないというのも、必要がない時にそうするだけの余剰能力を持たない、が近いでしょう。
親しい関係からの喪失感さえ除外して、それでも残る、人が人を殺すことへの原罪意識は何なのか……深い命題ですね。
とおるちゃん、幸と不幸のアップダウンが激しくて、翻弄されます……!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
ここでは明確に組織の辛さの一部を出そうと考えました。
人の罪は人が作り出した法で裁く。それが理にかなうし、人の内の中で解決できるようになっているはずです。他の生物が同種を殺る時は、生きるために必要なとき。生存戦略として殺るときかもしれません。でも、それ以外で他の生物も同種をやっているかもしれません。
けど、1番人間を殺しているのは人間と聞きます。何であれ、元より罪人で半妖である彼らはいつか刑期が終わるその時まで、罪を犯してまたどこかで償い続けなくてはいけません。彼らも深い命題を抱えて、罪を犯して、そして償い続けているのでしょう。
追記
彼女は優しい人間で半分は人間が好きな化け狸さんですので……。
組織の半妖たちは人より長く生きているので、こういうことはざらにあります。あとは、非情に振り切るか、慣れるだけ。
長々とコメントしてしまいすみません……m(_ _)m
ただ、守りたかった。大切な人を、茂吉さんを。
だから武器を落として無力化させようとした…はずでしたが、彼女の膂力は当人が思うよりもずっと強くて。
二度目の、人殺し。
一度ならず二度までも手にかけてしまったその事実が、とおるさんの心を蝕んで…確かにこんなに辛いこと、忘れたのなら忘れたままでいてほしいという気持ちも頷けます…
作者からの返信
コメントありがとうございます。
ただ、それだけなんです。彼女はまともな人間と変わらない感覚を持っているが故に。茂吉は彼女を普通の子として生きさせたい。この出来事を得てより一層強まったと言えるでしょう。