ACT.30 『オレンジ騎士(ナイト)VS黄金騎士(ゴールデンナイト)』



ルミナと永遠のマッチアップ

一秒たりとも瞬きできない時間の始まりだ。恐らく、ワルキューレ対ワルキューレのベストバウト。否、死闘であろうことに異論はないはずだ。


舞台は海王星。


海王星の蒼い大気とは裏腹に、ルミナの永遠への戦いの想いは熱い。

ルミナは親とわかって永遠と闘うのだ。


それを見守る炎花他、フラワー騎士たち...。

「行ってこい」

「勝ってこい」

「無事に帰還を...」

「自分なりに」

それぞれの思いが宇宙に飛ぶ。





「マザー...」ドリンクに少し口に着けたルミナ。

気持ちは既に臨戦態勢。完全武装のfinal-Rは何時でもいける。

永遠が相手と言えども、必ず何処かに弱点、隙があるはずだ。

今はそう思いたい。



「ルミナ...」

今、永遠は我が子と戦うことに何を思う?



戦闘開始

final-Rとeternal-Rの本気の戦い

可能性のルミナ

完全性の永遠

とでも言うべきか。


戦闘開始から、

あれこれ40時間以上戦っている


そんな最中、永遠からルミナに向けて、無線が入った。


「もう沢山だ」

「これ以上戦っても意味はない」



「行こう」

「私と」

永遠が機体越しに伝えた。


「マザー...」

其々の機体の金属板が凄まじほどの高温。

ワルキューレ越しに永遠の手を取ったルミナ。


二人にしか理解できないシンパシー。

物語が新たな局面に...。




ACT.34 『オレンジ騎士(ナイト)VS黄金騎士(ナイト)』終




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