ACT.47 『交戦、観察隊!』



観察隊と交戦中のエターナ。


「あと少しで、地球に着くと言うのに」

「何でラムダの観察隊がこんな所に!」



なぶり殺しのエターナ。いくらETERNAL-Rと言えども...いつまで持つか。


その時、エターナのヘッドカーチャーに奏叡なる声が聞こえた。

「直ちに、攻撃を中止しなさい!」

「これは、ラムダの珺命である」




-ラムダの戦艦ローデンマクトの艦内-


「あなたが、ラムダの皇女様?」


「私の名は、サリーナ・イルゲイン・ラー」


「私は、ニューの王女ロゼミュレナの娘。」

「エターナ」

「エターナ・ルミリア・ニューと申します」


「先程のご無礼、どうか許してくださいね」


「いいえ。こちらこそ」



お互い地球にやって来た経緯と目的を話すサリーナとエターナ。


「アミュレナ様をお探しなのでしょう?」

「信じられないかもしれませんが、アミュレナ様は、もう、この星にはいないでしょう」


信じられないエターナ。まーるい大きな目が、より大きく涙でぐしゃぐしゃだ。

感情を抑えられないエターナ。ヘルメットを床に叩きつける。

ひと泣きして、妙に落ち着く。

最後はニューの王女として、相応しい行動。



「もしかしたら、花の扉に、何かを残しているのかもしれません」


「はい」


はいとは言ったものの何だか元気のないまま、ラムダの旗艦を後にするエターナであった。



ACT.54 『交戦、観察隊!』終

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