ACT.41 『翡翠色の光弾』



-砂漠の星 デザード―


水を汲みに行った永遠。

一人になったルミナ。


岩場からルミナを狙う一つの影。



ブラスター一閃!



ルミナの右脇腹から大量の血液。

ルミナが倒れ落ちる。


何かを感じ、不意に戻ってきた永遠。

ルミナが自らのブラスターで、謎の女に撃ちこむ。

同時に、永遠もブラスターを首元へ6発撃ち込んだ。


暗殺者に近づき、その者の顔を確認する永遠。

「はっ。お前はマーク2の操縦者!」



「フフッ。やったぞ」

「お前の一番大切なものを、私は 奪っ た...」

絶命するダエグ。


「しっかりしろ。ルミナ」

永遠が叫んだ。


「私。最後まで、立派なフラワー騎士、だったでしょ」

唇が蒼い。震えが止まらないルミナ。


「アルテミスとワルキューレの力ですぐに治る」

「だから、しっかりしろ」

永遠でも焦ることがあるものか。


「ワルキューレだって神様じゃないんだから」

「嘘がつくのが下手...」

「いつだって...」

「いつたっ て......」


「うぅぐ...」


ルミナも絶命。



唯々、その者の光弾が翡翠色に輝いていた。



ACT.47 『翡翠色の光弾』終







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