第14話 寝るのと勃つのが特技、寝る寝るおじさん

このパパとは、アプリで知り合った。

とはいえ、うまくタイミングが合って、「ご飯でも行きますか」くらいの感じで会うことに。


鍋をつつきながら、いろいろと話をする。

その人は、「自分、寝るのがめっちゃ得意」と言っていた。

その寝る寝るおじさん、ナルコレプシーという病気で、長く薬を飲んでいるらしい。


精神科や心療内科で働いている私。

専門分野ですやん。

偶然の一致とはこのことか。


寝る寝るおじさん、自分の病気が理解されないことで大変な目に遭ってきたので、私という理解者に出会えて嬉しそうだった。


そのおじさんは、パパ活は慣れていないらしく、会う女子達に言われるがままにお金を渡してご飯に行ったりカラオケに行ったりしていたとか。

しかも身体の関係はまだ、とのこと。


いいカモやん。

そうカモ?


おじさん的には、非日常を味わいたいがためにアプリを使っていて、身体の関係どうこうはあまり気にしないらしい。


その日は、ご飯を食べて解散。翌週に、ドライブに連れて行ってもらった。

海を見て、ランチして。お茶して。

普通にデートやん!


さて、帰りますか?の雰囲気の中、おじさんがポツリと一言。


「忘れていた感情を思い出したので、お小遣いもらって欲しいなぁ」と。


おじさんが忘れていた感情、それは、性欲だったのだ。


そしてホテルへ。

そしてこれもまた偶然の一致なのか、身体の相性がめちゃくちゃ良いのだ。


凸凹がしっくりハマる。

テトリスをフルコンプリートした感じだ。


私よりも20歳近くも年上のおじさん。

立て、立つんだジョー!ばりに復活が早い。


あら、カラダは若いのね。


そんな感じで、お互いにwin-winな関係性のパパであります。

これは、成功例かなぁ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

パパ活の闇〜出会った「パパ」を紹介します ふゆさん @fuyuxo

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ