星はないけど夢はある

角川ホラー文庫 デスゲーム小説コンテストの結果が発表されました。


https://kakuyomu.jp/contests/deathgame_contest


292作品応募があり、大賞1作品、アイデア賞2作品が選ばれたようです。


大賞に選ばれた作品は星158 PV21440と、ホラージャンルでは十分な読者の評価がある作品が選出されていました。


そして気になったのはアイデア賞の2作品。

一つは星77 PV6040と、こちらもミステリのジャンルとしてはそこそこの読者から評価されており、作者の過去作でもミステリが得意そうな印象を受けました。


アイデア賞に選出されたもう1作品の方は、なんと星0でした。

PVも246 応援コメントも0です。

作者の近況ノートによれば、締め切り時点ではPV30だっととの事で、おそらく200くらいは中間突破して増えたのではないかと予想されます。

作者さんは物凄い硬派な方なのかなと思って過去作を見てみた感じでは、異世界ファンタジーの長編も書かれているので、狙って硬派に生きてる訳ではなさそうです。


そして今回のアイデア賞はもともと3枠予定されていたのを2枠に減らしての受賞なのです。

そうまでして選びたかったのでしょう。


とはいえ、もともとがホラーが主戦場になるコンテストなので、中間突破作品の星は全体的に少なめです。

中間突破している作品には、星0の作品がアイデア賞の作品以外にもあります。


加えて、応募要項には書籍化されるのは大賞の1作のみで、アイデア賞と賞には入らなかった作品は『書籍化される可能性がある』と書かれているものの、最終結果の講評では何も触れられていない所を見ると、無理に書籍化しなくて良いから売れるかどうかは気にしないで星0の作品にも思い切って受賞をさせる事ができたとも受け取れます。


『書籍化される可能性がある』と応募要項にあるのはおそらく『近畿地方の〜』みたいな意味不明なバズリ作品が偶然公募に入っていた時に逃さないための保険なのかもしれませんね。


なにはともあれ、参加されたみなさまお疲れ様でした。


カクヨムコンは一次選考に星が必須なので難しいですが、公募によっては星なんて要らないんですよ偉い人にはそれがわからんのです(ジオング)となったのは普段夜空を見上げて星を眺めていてもなかなか星を掴めない人々の希望にはなったのではないかと思います。


さて、話は変わって自分の事を書く事にしましょう。

カクヨムコンに向けた執筆作業ですが、現在のところ順調に遅れております。

12月の時点で10万字はまあ不可能でしょう。

いや、いいんです。分かっているので。

そもそも昨年のカクヨムコンが終わった時から来年はどうしようと考えていたのですが、自分が書きたい話がなかなか見つからないまま時が流れていきました。

幾つかのプロットは立てて実際に書き始め、五千から一万文字ほと書いてはなんか違うと没にするを繰り返していた結果、気がついたらカクヨムコン9開始まで残り2ヶ月になり、応募要項が発表された事で、そろそろ本格的にと思うようになりました。


そこで試しに異世界ファンタジーを書き始める事にしたのですが、やはり少し書いた所でなんか違うと言う思いが出てきました。

そして突然ケータイ小説を書き始めると言う謎の奇行に走りました。

もちろん、どちらもボツにしているので公開はしていません。

カクヨムコンは諦めてケータイ小説を完成させて運命の恋コンテストに送ろうかとも思ったのですが、運命の恋コンテストは現実世界の話はNGなのでどうにもこうにもI Can Notです。


しかし、おかげで良いリフレッシュになったのか、ここに来てようやく良いアイデアが出てきました。


良いアイデアというのは得てして、自分から遠くにあるものではないのです。

自分の内面にずっとあったものを改めて見直した時に、やっぱり自分にはこれしかないと思い直す事なのです。


そう、過去に何度か書いた、でも自分が結局書きたいのはやっぱりこれ……VRMMO物です。


最初からテーマはそこにあったのです。

何度も色んなテーマを書いてはボツにした結果、自分が書きたかったのはやっぱりVRMMOなのだと思ったのです。

結局自分はこれが好きなんです。

何しろこのエッセイの第二回でもVRMMOの事を既に書いてるのです。


それに、拙作「ゆるふわ電脳クロニクル」から既に二年が経ったので、今ならまた違う物が書けるようになった気がするのです。


具体的には長文タイトル化だったり一人称視点だったり、これまで覚えた流行りの要素を入れてなろう系としての形は保ちつつも仮想現実のSF•スチームパンクだったりボーイミーツガールのジュブナイルだったり、せっかく自信がゲームを遊ぶ趣味があるのでゲーム小説としてちゃんとゲームの面白いところを伝えていきたいとか、つまりは既にこのエッセイの2話で書いた事と実は変わらないわけですが、それを書くには丁度良いタイミングなのかもしれません。


そしてもう一つ、スターシステムを取り入れてみたい……というのもあります。


スターシステムとは、手塚治虫の漫画とかであるのですが、自身のキャラクターを俳優に見立てて、別の作品に別の役で登場するやつです。


同じキャラですが違う役なので、読者は前知識として元の作品を知らなくても問題ありません。


でも作者的には既にキャラクターとしては既にできているので、作者としては動かしやすいのです。


漫画の場合は新たに見た目のデザインを考える手間は省けるのです。

小説なので見た目のデザインは関係ないのですが、別作品の主人公達を新作のVRMMO世界に集めてみたらどんな化学反応が起こるんだろうと、それが楽しみなのです。

おそらく10万字の時点で出せるキャラクターはそれほど多くはないので、実際に出てくるキャラは少ないかもしれませんが、先の展開を作者自信がワクワク出来るというのはモチベーション的に大きな物があります。


早くあのキャラを出してこのキャラとこのキャラの掛け合いをさせたい。


そのために今の部分を頑張って書き上げよう……となるのです。


自分の場合、毎回スターシステムはやりたいと思いつつも、自身で課した命名ルールが毎回違ってたりするので、違う作品の、キャストは命名ルールが違って出したくても出せなかったのですが、今回は命名ルールがあまりないので今までの作品からキャラクターを借りて来る事が出来るのです。


命名ルールが緩い事で、キャラの名前に悩む時間も節約です。


これでやりたい事はだいたい決まりました。

後は書くだけです。


こんなエッセイ書いてる時間があったら、そっちを早く書くべきです。


このエッセイ既に2900文字です。

本当に何をこんなに書いているんでしょう。

そんな訳でそろそろこのエッセイもオチが見つかりませんが終わりにしましょう。

そして新作のネタを探すためにゲームをやりましょう。

執筆?

……まあ、今日書かなくても大丈夫でしょう。

開始までまだ一ヶ月以上あるのだし。

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