いい意味で、描写が少ない作品です。必要最低限。ここまでそぎ落としていて、でも、キャラの魅力や情景がはっきりと伝わり、各キャラの性格や心情も、自然な形で、しかもじんわり優しく描かれているのです。作者様の中に、こういうストーリーでいこう! というのがしっかりあったのかなと思います。サブキャラもいいんですよ。特にお母さん。こんなに上手にキャラを書き分けるとは。作者様の年齢性別が気になりました。
人物が生き生きしていて、よんでいると楽しい気持ちになります。現役高校生も大人も楽しめる作品です。ネタバレ避けるためにあまり書けないですが、真っ直ぐな恋愛ものが読みたい方は是非読んで下さい。お勧めします。
主人公の少女・神崎心はクラスメイトの女子から、普段仲良くしている男子との交際への協力を頼まれ、引き受ける。そこからこの物語は始まります。協力していくうちに、彼女は最初気づいていなかった自分の気持ちに気づくことになり…甘酸っぱくも爽やかな読後感が残る、綺麗にまとまった短編です。
可愛い女の子とは、ショートボブの女の子? それとも、フワフワ揺れるワンピース? 可愛い女の子とは、『とっても好き』を上手に言えない女の子。 恥ずかしくて、大好きな彼の名前を上手く言えない女の子。 この物語は、教えてくれます。 可愛い女の子とは、誰だろう? それは、この物語の女の子。 たどたどしくて、微笑ましい。 そんな彼女の涙と笑顔。 只今、人気の恋物語。 どうぞ皆さんお読みください。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(94文字)