第10話 圧倒的な実力
鬼灯グランドホテル、10階、君島哲子、伊勢明正、田辺愛、近江泰然たちが鬼灯グランドホテルの悪霊たちのボスであるリオンと戦闘を行っている。
君島は、本気を出しリオンと戦うため九字を切る、リオンは再び黒い液状の物を巨大な鎌に変え君島に攻撃を仕掛ける、しかし九字切りを行った君島には攻撃が効かず跳ね返される、今まで余裕の表情だったリオンが焦った様子を見せている。
「くそ!! なんだよこの婆さん、攻撃が全然効かない」
「そうですね、分かりやすく説明するといまのあなたの攻撃は一切効きません、まあそれも少しの間だけですが、あなたを倒すには十分でしょう」
取り乱したリオンは一瞬君島から目を離し、再び君島を見た瞬間、君島はリオンの目の前におり、青いオーラを纏った掌をリオンの顔にかざし、衝撃波を放つ、リオンは後方に大きく吹き飛ばされ10メートル先の壁に激突する、
リオンは怒り狂った形相で凄まじい速度君島に攻撃を仕掛けるが君島は涼しい顔で攻撃をかわしながら、リオンの顔やお腹、背中にたいして衝撃波を撃ち込む、しかし、リオンは怯むこと無く何度も君島に攻撃を仕掛ける、しばらく同じ様な攻防が続くと、リオンは距離を取り膝をつき、肩で息をしている様子である。
「攻撃が効かない所かまともに当てることすらできない、でも一ついいことを思いついたよ」
リオンは不適な笑みを浮かべながら、立ち上がり君島に向かって大きく口をあけると、不気味な唸り声をあげると、リオンの口がだんだんと光始め、強大な光線の様なものを放つと君島たち四人に命中する。凄まじい爆発とホテル全体が大きく揺れる。
「いくら無敵と言ってもそれは、ばあさんあんたしか使っていない、おそらくあんたしかその技は使えない、なら広範囲の攻撃であんたの部下ごと攻撃すれば最悪部下は死ぬ、そうすれば敵はあんただけになる」
リオンの攻撃で天井は崩れ落ちている、リオンの攻撃で爆煙に巻き込まれた君島が無傷でリオンの前に現れると、続けて伊勢、田辺、近江が爆煙の中からむきずで現れるとリオンは驚いた表情で固まっている。
「驚いたという表情ですね、私のこの術は私に触れている者にも影響を及ぼす、つまり生きている人間であれば私に触れている限り同じ効果を得る事が出来るのです、ですが時間切れのようですね」
君島を覆っていたオーラは消え、少し疲れた様子を見せる。
「時間切れ? 確かにそうみたいだね、じゃあもう一回さっきと同じ攻撃をすれば終わりってこだよね、この狭い場所でどう避ける」
リオンはさっきと同じ様に大きく口をあけ光線のようなものわ放つ準備をしている、君島は冷静に印を結ぶと、リオンの額、お腹、背中に滅という文字が浮かび上がると、リオンの攻撃が止まり苦しみ始める。
「なんだこれは!!動けない、苦しい、痛い、何をしたクソババア!!」
「先ほど私お嬢さんと戦っている時に仕掛けさせて貰いました、それは、
、人を殺めた数だけ激痛に苦しみ最後は跡形もなく消え去る、本来、罪を犯した人間に罰を与える為に作られた術です、あなたも多くの人間を殺したでしょう、罪を償いなっください」
リオンは青ざめた顔で君島の声に傾けている。
君島は最後に一言発する
「それではこれにて終演です」
「ふざけるな!!このあたしがここで消えるなんてあるわけがない、死ね死ね死ね死ね全員死ね!!」
リオン断末を叫びながら凄まじい光と共にリオンは消え去る。
伊勢と近江は安堵した様子で君島のもとに駆け寄る
田辺は腰から砕けるように床に座り込む。
しかし君島の表情はこのホテルの主を倒した達成感は無く、なにか引かっるような表情をしている、直後ホテルは大きく揺れ、ホテルだけでは無く周辺の森まで揺れている。
「伊勢さん、近江さん、田辺さん、まだ終わっていませんよ、私の考えは甘かったようです、すぐに地下へ急ぎましょう」
ーーーー地下3階階ーーーー
「リオンの奴倒されやがったぜ、これで俺たちも自由だぜ!!」
暗闇の中で誰かがしゃべっている
次に赤色の軍服を着た男が言葉を発する。
「黙れ
奥の方の玉座のような椅子に座っている、容姿がリオンに非常に似ている、リオンは白いワンピースであったが、リンカは黒色、目はリオンと同じく赤い目、軍人などが被る帽子を被っている。
「そうね、妹の不始末はお姉ちゃんがやってあげきゃね、みんな聞いて、ここから出てホテルにいる人間を皆殺しにして、私たちの帝国を築く」
死霊 デスカーニバル @roki96
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