ナンギョウ物語

東葛斎 書楽

第1話 A longing place

小さい頃から憧れていた場所、浦安。

そんな憧れの浦安に住むきっかけは、今の奥さんと毎週のように浦安の夢の国へと出かけていたのが始まりで軽い気持ちから近くにマンションを借りてしまおう。

結構な安直な考えからのスタートで、仕事で住んでいた川崎に近い横浜のマンションと週末舞浜の二重生活が始まったのは38歳の春くらいだった。


子供の頃からの憧れの「お城の見える所に住みたい!」乙女心みたいな憧れを書いているが、バリバリの男子です。


少年の頃の夢を追いかける的な気持ちからか

本来は週末だけ行く別荘のような感覚から、仕事終わりに寄ってくメインの住居となるまでには時間は掛からなかった。

そんなこんなで仕事が終わると舞浜まで帰る生活、横浜の自宅へは30分程度で帰宅できるにも関わらず、1時間半もかけて毎日通う日々が1年ほど続いた。

ここで一つの転機が訪れる事に。

一緒に遊んでいた、のちの嫁さんが千葉に転勤になり借りていたマンションの上の階の部屋を会社の借り上げマンションとして借りる事に、この事により横浜と舞浜の2ヶ所のマンション、プチバブルのような話しで、友人を呼んでは夢の国三昧、んでのどんちゃん騒ぎ。

連日の夢の国三昧での夕食はやっぱり夢の国での食事。

これが私の人生をも変えてしまう原因の一つと言っても過言ではないかも知れないとは、この時には想像もしていないわたくしでありました。

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