パンチングキーパー
シムソング
第1話サッカー部に入るきっかけ
「今日の体育の授業はサッカーだー」
サッカー部の人達が騒いでる
僕はあまりスポーツが好きではない
しかしサッカーの授業が始まってしまった
いつも通り怒られない程度にやっている
体育の先生の田中から「じゃあ次はパス練だ!」
「紘人やろうぜー」サッカー部のエースである雅雪が僕に話しかけてくる
なぜ僕を指名するんだと思ったがインキャな僕は何も言われず頷いた
パス練は僕のせいで散々な元のになってしまった
しかし雅雪からしたら真っ直ぐ飛ばしてくるサッカー部より下手でどこに飛んでくるか分からないボールをトラップする方が楽しいようだ
パス練が終わり次はゲーム練習だ
パス練をした人とグー✊パー✋で別れる為
雅雪とは別チームになった
僕達のチームにはサッカー部はDFの琢磨だけだった
琢磨は僕に「紘人キーパーやってくるねぇ?」と言ってきた
僕は先天性の病気で指がない為キーパーなんてやりたくないし敵チームの雅雪のシュートを止めた奴はいないから怖かったけどやるって見る事にした
ゲーム練習開始
僕達のチームはいきなりピンチを迎えた
ゴール前にいた琢磨を抜いて雅雪が上がってきたそして雅雪がシュートを打ってきたが雅雪が蹴る瞬間僕は思った
「これ右上にくるなぁ」
その瞬間僕は右上目がけて飛んでみたボールを弾いた感触が僕の手に伝わった
「ナイス〜」琢磨の声がした
僕は雅雪のシュートを弾いて止めた
弾くことしか出来ない僕に琢磨が言ってきた「次また雅雪のシュートが来たら弾いて欲しいそうしたら俺がこぼれ球拾ってカウンター仕掛けるから」
「分かったやって見るよ」
そして5分後また雅雪がきてシュートを打ってきた今度のシュートは「左上に来てる」その瞬間僕は飛んでみたまたボールを弾く感覚が伝わったボールが近くにない「決まちゃったか?と思い後ろを見たがボールがない」
そして琢磨が近くにいない「あれ?」
ちょっと遠くを見ると琢磨が駆け上がっている
琢磨がシュートをした「綺麗に左下に決まった」
田中の声がした「今日はここまで1ー0で琢磨のチームの勝ち」
その後
田中が僕を呼び出した
「お前の動体視力は凄い!!良かったらサッカー部に入ってくれないか、お前はボールをキャッチ出来ないがそれがうちのチームのキーになるかもしれない!琢磨のこぼれ球を拾う能力、雅雪のシュート力、お前のキーパーとしての技術があれば強いチームになるかもしれない」そう言われたから「ちょっと嬉しくなってサッカー部に入る事にした」
こうしてキャッチの出来ないゴールキーパーが誕生した
続く
パンチングキーパー シムソング @dalki0614
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