書く予定だった番外編
メインになる会話はすべて書いてある。なんなら半分以上書いてあるけど、最後まで書けるかは微妙な状態で放置されています。
あらすじと重要なセリフを公開。
【アーサー王とギネヴィア】
☆名誉の法廷後にひらかれた裁きの間の話。アーサーが周りの人々に対する思いをギネヴィアに語る。
「私は王になったときからたくさんのものを犠牲にしてきた。それで人々が平和でいられるなら、仕方がないと思ったのだ。だが、私はそれを周りの人々にも求めるようになっていた。
私が許せないのは、周りの人々にも犠牲になってもらうことを当たり前だと思うようになっていた私なのだ」
↑映画『キャメロット』 主演:リチャード・ハリス(1967年)を観て。
人間らしい悩みを抱えるアーサー王が良い。アーサーがギネヴィアに、モードレッドのことについて「私はあなたとの間に生まれた子どもが王位を継ぐことを願った。あの子を認めなかった。だからこれは私の罪なのだ」という台詞がとても好き。
ギネヴィアとランスロット、どちらも好きだったから二人を引き離せなかったアーサー王が切なすぎる…涙。
【小花の願い】
☆聖剣を抜いて即位したばかりのアーサーが魔術師マーリンと旅する話。アーサーが幼いアネットと出会い、自分の守るべきものについて考える。
「いいかい、『魔法』はふつうの人間にもできることなのだよ。その根本はかすかなものだ。人の願い、希望、その行動が世界を動かすことを〝魔法〟と呼ぶ」
【モードレッドその後】
☆兄アグラヴェインの領地で謹慎しているモードレッドの話。略奪された村に行って、幼い子を葬儀する夫婦に出会う。
「この子は幸せです。苦しみも悲しみを知らないまま、死ぬことができたのですから」
「おれはいいのだ。あの美しい星を見上げながら、ただ一人歩むと決めたのだから」
【義姉グレイスとトリスタン】
☆名誉の法廷に行くため旅立つトリスタンとグレイスの話。
「美しいレディの応援なしに戦うことに、なんの喜びがあるでしょう?」
いつか書けるといいですけど……とりあえず花よめは、これにてエンドロールです!
花よめ物語2 小柴 @koshiba0121
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