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総料理長の言葉はキツかったけれど、その奥には深い意味があった。
でも当時の理一は疲れすぎていて、真意を掘り下げる気力など持てなかったのでしょうね。糸が切れて全てを投げ出したくなる気持ち、わかる気がします。
さてさて、アノマロカリスさん。ぬいぐるみといえど、さすがは古生物、カンブリア紀の覇者。喋りましたね……喋りましたね!! 弥生ちゃんの愛ゆえ、なのでしょうか。
作者からの返信
霧野 様
お読みいただきありがとうございます♪
理一は心身共に疲れていたので、総料理長の言葉が決め手となって料理の道から離脱していきました……。
疲れていると、些細な言葉でも重くのしかかってくることありますよね。
アノマロカリスが喋った……!?
その訳は後ほど書けたらと思います!
あああ~~~、弥生さん!
あなたって、やはりぼくの、ぼくの、ぼくのシチューを!
かーーーつ!!
アノマロカリスが叫んだ!
えっ?
やはり、こいつ、しゃべりやがった!
「アノマロカリスは、死中に活を求めるようにと言ってます!」
弥生さんは、アノマロカリスの心も読めるんですね!
死中に活を求める!
そうか、オレは、まだまだ独りよがりだったのか!
死ぬほど努力をしたか?
配慮とか言いながら、どこか、その言葉に酔っていなかったか?
弥生さんのことを、死ぬ気で好きにならないと、真のホワイトシチューを極めることなぞ出来ないってことだよな!
ありがとう、弥生さん、ありがとう、アノマロカリス!
オレ、死ぬよ!
死んで掴むんだ、真の料理の極意を!
やめてーー、死なないで!
ついにテレパシーで繋がったアノマロカリスとオレ、そして弥生さん。
そのために、危機を察知した弥生さんが叫ぶ!
だがしかし、この時、天啓が舞い降りたのだった!
遂にオレは、シチューにトンカツ、牛カツ、鶏カツの3種のカツを入れた、贅沢にして無謀、暴挙にして感動の品を完成させたのだった!
そして、弥生さんは頷いた。
「これって、シチューじゃなくてもいいんじゃないの?」
こんな褒め言葉は初めてだった!(#^.^#)
了
作者からの返信
風鈴 様
お読みいただきありがとうございます♪
三つのカツ……そういえばカツカレーは聞きますがカツシチューってないですね、アリかもしれません!
風鈴様の独特の世界観によりは理一と弥生に平和が訪れて良かったです( ´ ▽ ` )
空草 うつを様
そんなことがあったのですね。それはショックですよね。どう配慮が無いのか聞きたいけれど聞けない。頑張っていた分、ぷつりと糸が切れたようになってしまったのですね。
でも、弥生ちゃんと会えて、少しずつまた動き出せて、そして今ようやく気付けた。良かったです。
そして弥生ちゃんも戻ってきてくれましたね。互いにどんな言葉を伝えるのかしら。
って、アノマロカリスがしゃべった!(゚д゚)!
弥生ちゃんにも秘密がありそうな気がしました。
作者からの返信
☆涼月☆ 様
お読みいただきありがとうございます♪
理一の過去をお送り致しました。
心身共に疲労していた時に追い討ちをかけるような言葉、理一は料理人の道を諦めてしまいました。
弥生も戻ってきたので、これからはそんな過去とも向き合う時間です!
アノマロカリスが喋ったっ!?
その理由も後ほどです!
何と……。料理を食べてくれない展開は斬新です。
てっきり、美味しく食べてくれてまた古生物愛を語ってくれるものかと。
こういう場面で追いかけるのは現実には勇気がいりますが主人公の気持ちが伝わるように祈りたいところです。
作者からの返信
雪世 明良 様
苦手なものは苦手……弥生は克服できませんでした。
部屋を出て行ってしまった弥生ですが、すぐ戻ってきます。