タイミングとは

「大丈夫ですか?」


「あ、俺、、」頭が働かない。


「お水とか、いります?」

「さっき本当、すみません。」

気がついたら覆い被さっていた、情けない。



「気にしないでください。私服ですが、私もCAなんです。清田さん」屈託無い笑顔で彼女が言う。あ、だからか、色々納得がいった。 


あれ、何で俺の名前、、、

「あ、私は武内と言います。さっき搭乗券確認したので。」

あぁ、なるほど

「本当に何から何までありがとうございます。」

なんだろう懐かしい感じ。

ふと近くを見ると、花束があった。あれ、これみたことある。

「あ、これは母の日にって思いまして」

きれいな花だ。知ってる、実家に毎年咲いてた花だ。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

彩り サチ @morutaru

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ